失禁が気になる女性のためのエクササイズソリューション
レジスタンストレーニングを行う女性が腹圧性尿失禁のリスクを軽減する方法を見つけた、という豪州フリンダース大学からの研究報告。
尿失禁は世界中の女性の最大 70% に影響を及ぼす一般的な問題であり、腹圧性尿失禁は最も一般的なサブタイプとして報告されている。
研究チームは、ケーゲル体操とレジスタンストレーニング(KE-RT)を行った15名の女性と、別の研究でレスタンストレーニングのみ(RT)を行った9名のデータを比較した結果、ケーゲル体操を12週間行った後にレジスタンストレーニングを開始した群(KE-RT)では、腹圧性尿失禁が大幅に軽減されることを発見した。
骨盤底筋の平均筋力と腹圧性尿失禁との間には正の相関が見られた。レジスタンストレーニングの前にケーゲル体操を行った群の参加者は、筋肉量の大幅な増加とそれに伴う脂肪量の減少を示したという。
「レジスタンス トレーニング プログラムに先立つケーゲル体操の専用プログラムは、平均的な骨盤底筋力を改善し、失禁のある女性の腹圧性尿失禁を減らすのに効果的でした」と研究者はコメントしている。
出典は『International Journal of Environmental Research and Public Health』