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【国連インターン情報】UNESCOインターン:文部科学省とUNESCOにより創設された日本人大学院生向けの「ユネスコ研修プログラム」

2023年に文部科学省とUNESCOがMoU(*1)を結び、ユネスコ研修プログラムを創設しました。主に、ユニツインやユネスコチェアに認定されている国内大学(*2)から日本人大学院生(研究科・学年不問)を派遣することとしています。2024年以降になって各大学で学生の派遣が開始されており、2025年度以降も継続されるようです(e.g. 大阪大学、岡山大学、京都大学、神戸大学、横浜国立大学)。

*1:https://ou-unescochair-ghe.org/wp-content/uploads/2024/11/覚書.pdf

概要

対象:ユニツイン/ユネスコチェアの登録大学からの推薦に基づく日本人大学院生(登録大学側が推薦者を出さない場合は派遣が行われない)
派遣規模:年間最大14名程度(12大学、14カ所から各1名)
派遣期間:原則6ヶ月以上最大12ヶ月
派遣先:ユネスコ本部、地域事務所
経費支援:公益財団法人日本国際教育支援協会による給付(月額奨学金10万円、渡航準備金15万円あるいは25万円)

文部科学省、資料1−6「ユネスコ研修プログラム」について

*1ユニツイン/ユネスコチェアの登録大学

  1. 大阪大学(ユネスコチェア)

  2. 岡山大学(ユネスコチェア)

  3. 金沢大学(ユネスコチェア)

  4. 京都大学(ユニツイン/ユネスコチェア)

  5. 九州大学(ユネスコチェア)

  6. 神戸大学(ユネスコチェア)

  7. 島根大学(ユネスコチェア)

  8. 上智大学(ユネスコチェア)

  9. 長岡技術科学大学(ユニツイン/ユネスコチェア)

  10. 広島大学(ユニツイン)

  11. 横浜国立大学(ユネスコチェア)

  12. 立命館大学

*リンク:https://www.mext.go.jp/content/20240522-mxt_koktou01-000036097_1-6.pdf

実施済み登録校(オープンアクセスで確認できたもののみ)

・大阪大学
2024年は博士後期課程の2名(6ヶ月および1年派遣)
1、https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2024/08/01002
2、https://ou-unescochair-ghe.org/2024/08/07/57018/
3、https://ou-unescochair-ghe.org/wp-content/uploads/2024/10/R7候補者推薦学内公募要領_1017.pdf
・岡山大学
2024年は博士後期課程の1名(1年派遣)
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id13181.html
・京都大学
https://www.med.kyoto-u.ac.jp/news/18289
・神戸大学
2024年は博士前期課程と後期課程の2名(6ヶ月および1年派遣)
https://www.kobe-u.ac.jp/documents/international/study-abroad-programs/other-programs/UNESCO_Application.pdf
・横浜国立大学
2024年は博士前期課程の1名(1年派遣)
https://ebross.ynu.ac.jp/ja/research/event/nakamura_unesco_internship/

体験談:
https://unesco-sdgs.mext.go.jp/column/unesco-story-20241127

Note

派遣生を見ると、理系文系を問わず、修士1年から博士のシニアの方までが広く選ばれているようです。また、多くの学生が1年間派遣されており、派遣先も本部だけでなく地域事務所に行く方もいます。各大学からの派遣数は必ずしも1名に限らないみたいですが(規定では原則1名)、このアレンジの部分は不明です。
本プログラムの創設によって、海外大学院だけでなく日本の大学院へ進学しても国際機関で経験を積むことができる確実性が高まり、国際協力を志す方々にとって、また一つ進学先の選択肢ができたと思います。
なお、確認できた上記以外の登録校でも実施されている可能性がありますので、最新情報および詳細はご自身でご確認ください。

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