【メンバーとのトーク企画④】大川 明嗣さん
「JCを活用して欲しい。」というのが私が再三お伝えしていることなのですが、実際にその活用方法がイメージ湧かないというメンバーが多いのも事実。ということで、改めて一人一人のメンバーがどんな仕事をされていて、どんな価値観を持っていて、JCにどのような目的を持っているのかをインタビューしながら掘り下げていく企画です。
このノートでは、そのインタビューを通じて感じたことを私なりに述べさせていただく形で進行していきます。
【氏 名】大川 明嗣(おおかわ あきつぐ)君
【勤務先】株式会社Home Project 匠 代表取締役
【URL】https://www.homeproject-takumi.net/
【趣 味】料理
【入 会】2017年
【委員会】人財育成委員会 委員
【出 向】神奈川ブロック協議会 共創者育成委員会
JCの良いところは何か?何を学ぶ場所か?と問われれば、40歳までの期間内であれば何度でもやり直しが利くところと、組織を学び人のために頑張ることを教わるところであると今は思います。
そんなことを、今年改めて大川君から教わっていて、今回のインタビューでは是非ともそこにフォーカスを当てたいと思いました。
みなさんのお仕事の状況は分かりませんが、コロナで一時的に大打撃を受けた会社は少なくありません。営業ができなくなるだけでなく、営業ができなくなった会社と取引をしている会社や、部材が調達できなくなってしまった会社など、さまざまな会社が思うように動けなくなりました。
大川君の会社も、昨年暮れごろからその煽りを受けて、仕事が一時的に全く進まなくなってしまいました。そんな状況の中で、茅ヶ崎青年会議所で理事を務めながら、神奈川ブロック協議会では副委員長という役を担い、年初からJCどころではない状況になってしまいました。
こういうとき、あなたはどうしますか?
大きく分けると、「JCを頑張りつつ仕事を追いかける」か「JCから引いて仕事に集中する」の二つです。要は、JCをやるかどうかという違いです。
おそらく、特に経験を積んでいない人にとっては迷わず後者を選ぶはずです。しかし、役職をになっている人はどうでしょう?簡単に決断できないと思います。
JCを頑張りつつ仕事を追いかけるのはごく普通の光景ですが、JCに一定の時間や集中力を傾けている状況で仕事が立ち行かなくなることがあってはなりません。本末転倒だからです。でも、その判断が冷静にできなくなってしまう恐れがあるのが、組織です。人の目があるからです。
ただ、頑張ることは美しいですが、その後ろに家族や会社を背負っているならば美しさよりも泥臭い決断をしないといけません。
今年、このような背景があって、大川君はJCにセーブをかけました。そして、仕事に集中をしました。
結果として、仕事は盛り返し、過去最高の状態に今あるそうです。
他方で私は、彼から別のメンバーに理事を交代してもらうことにしました。なかなか通常はない、年度内での役職変更です。
青年会議所は組織です。組織であれば、誰かが落ち込んでしまったからといって組織を止めるわけにはいきませんし、チームが止まることを良しとはできません。1人でやってるわけではないからこそ、なのです。だから、役職を全うできないなら、私は他の方に担ってもらうことを決断しました。
でも、彼にはしっかりと卒業をしてもらいたかった。
瞬間的には、やはり(JCの)責任を放棄したことで他のメンバーと顔を合わせづらくなってしまうことがあったことは否めないでしょう。でも、数ヶ月でしっかりと復帰して、役職はなくとも、チームを支えて、胸を張って茅ヶ崎青年会議所を引っ張ってくれています。
私が言いたいことは、
ときには組織の責任を背負いきれなくなるときがあるのは仕方ないこと。それは私も含めて誰にでも起こり得ることであり、優先順位を間違えてはいけない。だからといって、無関心にもなってはいけない。仲間だから。同時に、周囲もそうあるべきである。圧倒的な優しさを前提としたJCらしい厳しさを大切にすること。
偉そうなことを言える立場ではありませんが、私の基本的な考えです。
大川君がこうして力強く活躍してくれている今だからこそ、そういうお話をみんなと共有したいなと思いました。
大川さん、残り2ヶ月よろしくお願いします!!
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