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教育のデジタル化に関するテーマの本質を見失わないこと|GIGAスクール構想と茅ヶ崎市

小中学校時代は、恋の時代でした。恋はデジタルトランスフォーメーションできないと信じていますが、どうでしょう?どうですか?

■GIGAスクール構想と茅ヶ崎市の教育政策

一人一台端末を配布し、個別最適化されたICT教育を推進する政策をGIGAスクール構想と言います。ここ、茅ヶ崎市でも公立の全児童・生徒への端末配備に進んでいます。

本日は講師として茅ヶ崎市教育委員会教育推進部学校教育指導課の今井健志様に、茅ヶ崎市におけるGIGAスクール推進状況について、現場の状況もリアルにお伝えいただきながら解説をしていただきました。

このGIGAスクール構想はコロナ前から動き出しており、数年かけて全児童配備に向けて動いていましたが、コロナで学びの機会が止まってしまう可能性が一気に高まり、全国的にその動きが加速して、数年分の計画を一年で前倒しするという、行政泣かせの状況が発生しました。しかしながら、これは子供たちにとっては素晴らしいことであり、未来を切り開くためにも大変重要な展開だと私は考えています。


■ このタイミングだからこそ、教育も含めたまちづくりのリ・デザインを。

学びの機会が止まってはならない、というのは分かりやすい課題設定ですが、真の目的教育のRe Designを考えたいという点に本質があります。学びの機会を確保するということの更に奥に、教育の役割分担やあり方を考え直すタイミングだと思うからです。

たとえば、教科書に書いてあるということをマスターする、というのが一つの目的だとすれば、それはたくさんの教師を配置しなくても、語るのが得意な人がオンラインで配信すれば良くて、大切なのは子供一人ひとりを隣でサポートしてあげることが学校等の役割になるかもしれません

ただ、皆さんも感じられるでしょうが、学校の大切な役割ってそういうことよりも、生徒間のコミュニケーションだったり、みんなで何かをしていこうとするプロセスだったり、もしかしたら掃除の時間だったり、そういう一緒に体験することに本質があるんじゃないかって私なんかは考えています。

「教育は家庭で芽が出て、学校で花が咲き、世間で実がなる」ということばは以前にも紹介をさせていただきました。明治時代の言葉です。この教育における家庭・学校・世間(社会)の役割がRe Designされていく転換点になると思いますし、そのタイミングで青年会議所活動に従事している私たちは、今こそ地域の未来を考えて提案するべきなのではと思います。

現在、このテーマで田中ことみ委員長を中心に地域未来開発委員会が5月のシンポジウムを企画しています。このテーマに相応しい御講演者もお招きしていますので、是非ともオール茅ヶ崎で一緒に考えましょう!

なんだったら、このテーマで事前に意見交換したり、終わった後にClubhouseだったりZOOMでみなさんのお話しもお聞きしたいなって思います。



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