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男性美容師の力加減と丁寧さを考える
SNS投稿から考える男性美容師の課題
先日、SNSで気になる投稿を見かけました。
「男性の美容師さんに施術してもらったら、触り方が少し雑だった気がする」といった内容です。
さらに、「男性美容師は雑な人が多いのかな?」といった疑問も書かれていました。
この投稿を読んで、僕自身も振り返るきっかけとなりました。
ありがたいことにお客様から「とても丁寧ですね」「今までで一番丁寧にしてもらいました」とお褒めいただくことがありますが、これは日頃から意識している結果です。
特に男性美容師としては、触り方や力加減に気を配る重要性を改めて感じています。
男性美容師への先入観と力加減の課題
SNS投稿にもあったように、「男性美容師は力が強い」「施術が雑に感じる」といった先入観を持たれることが少なくありません。
たとえば、女性美容師が施術する場合、「優しい」と感じる力加減でも、男性美容師が同じ力加減で行うと「強い」と受け取られることがあります。
こうした印象の違いは、性別や体格の差、動きの仕草が影響しているのかもしれません。
だからこそ、力加減や触り方に注意することは、美容師にとって基本でありながら非常に重要です。
丁寧さが生む信頼感
丁寧さは、美容師としての技術と同等、またはそれ以上に重要な要素だと考えています。
たとえば、シャンプーの際の頭皮への触れ方や、カット中の髪の扱い方など、細かな部分の丁寧さが施術全体の印象を左右します。
お客様が「丁寧ですね」と感じてくださるのは、単に力を抑えるだけではなく、施術全体の流れや雰囲気が心地よく感じられるからではないでしょうか。
特に男性美容師の場合、「力が強そう」という先入観を持たれやすいため、丁寧な施術や接客を意識することで、そのイメージを覆すことができると実感しています。
美容師の基本は力加減の意識
美容師の仕事は髪を切るだけでなく、お客様に快適な時間を提供することも求められます。
その中で、力加減や触り方は大きな役割を果たします。
たとえば、シャンプー中の手の力が強すぎると、リラックスできるはずの時間がストレスに変わることもあります。
また、カット中に髪を扱う動作が雑だと、不快感を与えてしまう可能性も否定できません。
僕自身も、施術中はお客様の表情や反応を細かく観察し、力が強すぎたり、不快に感じるポイントがないよう常に意識しています。
美容師自身が「商品」であるという意識
美容師は自分自身が「商品」であるという意識を持つことが重要です。
技術やデザインだけでなく、接客や触り方の丁寧さ、心遣いがトータルで「その美容師らしさ」を作り出します。
特に男性美容師の場合、「力が強い」「雑」といったイメージを持たれることがあるからこそ、その印象を覆すような丁寧さや気遣いが大切です。
それによって、「またお願いしたい」と思っていただける存在になれるはずです。
皆さんのご意見をお聞かせください
今回のSNS投稿をきっかけに、「触り方や力加減」について改めて考える機会を得ました。
美容師の皆さんは、施術中の触り方や力加減についてどんなことを意識していますか?
また、お客様として「こうされると嬉しい」と感じるポイントがあれば、ぜひ教えてください!
これからも、お客様にとって快適で心地よい時間を提供できる美容師でありたいと思います。
次回の【平井Note】もどうぞお楽しみに!
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