「なぜ？」を考える習慣が、仕事の質を変える

2025年2月21日 07:30

先日、お店の斜め前にあるコンビニで、節分の日に恵方巻を販売していました。
店内だけでなく、お店の外にもスタッフさんが立ち、一生懸命売っている姿が見えました。

それを見たうちのスタッフの一人が、少し冷めた口調でこう言ったんです。
「恵方巻なんて、外で売る意味あるんですかね？」

この言葉を聞いた瞬間、僕は 「いや、そこを考えてみることが大事じゃない？」 と思いました。
確かに、寒い中で外に立って販売するのは大変なことかもしれません。
でも、コンビニが わざわざそうしている理由 があるはずです。

ただ何となくやっているわけじゃなく、「なぜ？」を考えることで、見えてくることがある んじゃないかと思うんですよね。

なぜ、恵方巻を店外で販売するのか？

考えられる理由はいくつかあります。

恵方巻は 季節限定の商品 なので、できるだけ多くのお客様に知ってもらう必要があります。
店内に普通に陳列しているだけでは、「恵方巻がある」ことに気づかない人 もいるかもしれません。

でも、店の外で販売していれば、通行人の目に止まりやすくなります。
「そういえば、買うのを忘れてた！」と気づいた人が、ついでに買っていく可能性 も高くなりますよね。

最近のコンビニでは、恵方巻やクリスマスケーキ、チキンなど、事前予約を受け付ける商品 が増えています。
店外に特設ブースを設けることで、予約していたお客様が スムーズに受け取れるようにしている のかもしれません。

ピーク時には レジが混雑する ことが予想されます。
店外で販売することで、恵方巻の会計を別にして、混雑を 分散させる狙い があるのかもしれません。

恵方巻は基本的に 当日限りの商品 なので、売れ残ると 廃棄ロス が発生します。
少しでも多く売るために、店外で目立つ場所に置き、スタッフが直接 声をかけて販売 しているのかもしれません。

実際にスタッフが 「恵方巻いかがですか？」 と声をかけることで、ふらっと立ち寄ったお客様が購入する可能性も高まります。
人の声による 販売促進効果 は意外と大きく、ただ棚に置いておくだけよりも 購入率が上がる と言われています。

今回の話は コンビニの事例 ですが、実は 美容室の仕事にも通じる ことが多いと思います。

例えば…

✅ 新規のお客様向けのキャンペーン
✅ 店販商品のディスプレイ
✅ 予約システムの導入

これらの サロンの施策にはすべて目的がある はずです。
でも、それを 「なぜやるのか？」を考えずに、ただ言われた通りにやっているだけ では、本質的な部分を見落としてしまうかもしれません。

「なぜ、このキャンペーンをやるのか？」
「なぜ、このタイミングでおすすめするのか？」
「なぜ、この配置にしているのか？」

こういったことを 自分で考える習慣 がつくと、仕事の見え方が大きく変わってきます。

もちろん、すべての施策が完璧とは限りません。
時には 「もっと良いやり方があるんじゃないか？」 と疑問に思うことも大事です。

でも、まずは 「なぜこうしているのか？」を考える習慣をつけること が大切だと思います。

もし、
「恵方巻を外で売る意味ありますか？」と思ったら、
「なぜ、このお店は外で売ることを選んだのか？」 と考えてみる。

もし、
「この店販商品、本当に売れるの？」と思ったら、
「なぜ、この商品を仕入れているのか？」 と考えてみる。

そうすることで、自分の仕事に対する理解 が深まり、結果として お客様への提案力や対応力も向上 していくはずです。

「なぜ？」を考えることは、どんな仕事をしていても役に立つ大事なスキル。
僕自身も、日々その視点を持ちながら、美容師としての仕事に取り組んでいきたい と思います。

何気ない日常の中にも、学べることはたくさんあります。
普段の仕事でも、「ただやるだけ」ではなく、その意味を考えてみる習慣 をつけることで、新たな気づきが生まれるはずです。

今回のnoteを読んで、
「確かに、そういう視点大事かも！」 と思った方は、ぜひ 日々の仕事の中で意識してみてください。

みなさんは、普段 どんなことに対して「なぜ？」 と考えていますか？
もしよかったら、コメントで教えてください！ 😊

最後までお読みいただき、ありがとうございました！

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