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忙しい日ほど意識したい“余裕”の見せ方

こんにちは、平井浩介です。
美容師として日々働く中で、「忙しい日の接客や施術」にどう向き合うかは、誰もが経験する大きなテーマだと思います。
忙しい日ほど気をつけたいのは、自分がどれだけ“余裕”を持っているように見せられるか、そしてそれをお客様に感じ取ってもらえるかです。
今回は、僕が以前経験した出来事を通じて、忙しい日の「余裕」の大切さについて考えてみたいと思います。


慌てた状態は危険

以前、スタッフが10人弱いる比較的大きなサロンで働いていた時の話です。少人数サロンとは異なり、常に多くのお客様がフロアにいらっしゃり、同時進行で施術が進む光景が当たり前でした。

当然、忙しい日や時間帯になると、時間が押して焦るスタッフもいました。予約が詰まっている状況で慌ててしまうと、接客や施術のクオリティに影響が出てしまうことがあります。

例えば:

  • 慌てて施術を進めた結果、雑になってしまう

  • 接客中に余裕がなくなり、お客様との会話が途切れがちになる

  • 次の工程の準備を焦りすぎて、うっかり忘れ物やミスが出る

特に危険なのは、お客様に「慌てている」と感じ取られてしまうことです。施術や接客に対する信頼感を損ねる原因になるだけでなく、「忙しそうだから話しかけづらい」といった空気感が生まれてしまいます。


“余裕”のある美容師はどう見える?

一方で、忙しい中でも“余裕”を持っている美容師はどう見えるでしょうか?

僕が以前一緒に働いていた先輩美容師は、どれだけ忙しくても笑顔を絶やさず、ゆっくりとした動作で施術を進めていました。
その先輩は決して時間に追われていないわけではありません。
でも、忙しい状況でもお客様には「落ち着いている」ように見えたのです。

その姿勢に学んだのは、「忙しさをお客様に感じさせないこと」が美容師としてのプロ意識の一つだということです。


僕自身が意識している“余裕”の見せ方

忙しい中で余裕を見せるために、僕自身が意識していることがあります。
それは、 あえてゆっくりサロン内を歩くこと です。

施術を終えて次の作業に移るときや、お客様に何かをお渡しするとき、焦って急ぐよりも、少し落ち着いた歩き方をすることで、慌ただしい雰囲気を軽減することができます。

さらに、スタッフにも声をかけて、「焦らなくて大丈夫だよ」と伝えることで、サロン全体の雰囲気を落ち着かせるようにしています。

正直、内心では焦っていることもあります(笑)。
でも、スタッフやお客様にその焦りを感じさせないようにするのがプロとしての役割だと思います。
お客様が「このサロンは忙しそうだな」と思うのと、「忙しいのに余裕があるな」と思うのでは、受け取る印象が大きく変わりますよね。


余裕を生む準備と心構え

もちろん、余裕を見せるには裏での準備が欠かせません。
忙しい日のスケジュールが分かっているなら、以下のような対策を取ることも重要です:

  • 施術に必要な道具や薬剤を事前に準備しておく

  • カウンセリング時にお客様の希望をしっかり確認し、次の工程がスムーズに進むようにする

  • スタッフ間で適切に連携し、フォローし合う

また、忙しい状況で慌てないためには、普段からの「心構え」も大切です。たとえば、「完璧を目指すのではなく、最善を尽くす」という意識を持つだけで、焦りを軽減できることもあります。


お客様が安心できるサロンを目指して

美容室に来られるお客様は、日常を忘れてリラックスするための時間を求めています。
そのため、私たち美容師が慌てたり焦ったりする姿を見せることは、サロン全体の雰囲気を損なう可能性があります。

忙しい日でも「余裕」を意識して接客や施術を行うことで、お客様に安心感を与え、より心地よい時間を過ごしていただくことができます。
それがリピートにつながり、信頼関係を深めることにもなるのです。


最後に問いかけ

皆さんは、忙しい日ほど意識していることはありますか?
余裕を持つためのコツや工夫があれば、ぜひ教えてください!

お客様に安心感を届けるために、僕たち美容師自身も心に余裕を持って日々の仕事に取り組んでいきたいですね。

次回の平井Noteもお楽しみに!



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平井浩介
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