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人とのつながりを育む美容師としての日々①

noteを毎日更新し続けて一か月が経ち、改めて僕自身のことをお話ししようと思います。(ちょっと小説風に書いています)
今回のnoteは全8章構成で、僕の幼少期から現在の仕事、そしてRoot4Beautyを開発するに至った道のりについて振り返ります。

一人の美容師として、人と人をつなぐ喜びを感じながら過ごしてきた日々。そこには多くの出会いや経験があり、それが今の僕を形作ってくれました。どうぞお付き合いください。

1章: 幼少期と転校

僕が生まれたのは横浜の静かな住宅街。
家族は両親と3歳下の弟の4人家族だ。
幼少期から僕は人見知りな性格だったけれど、内向的ではなく、友達を作るのも決して苦手ではなかった。
学校の成績も優秀な方で、スポーツも得意だった。
ただ、僕にとって一番大切だったのは、自分の居場所を確保すること。
安定した環境が何よりも重要で、新しい環境に飛び込むことにはいつも不安を感じていた。

父が「家族のためにもっと広い家を」と、茅ケ崎に家を建てることを決意したのは、僕が10歳のときだった。
横浜での生活にすっかり慣れていた僕にとって、この引っ越しの決断は大きなショックだった。
家族で新しい家を見に行くときも、僕は心のどこかで新しい環境に対する不安を感じていた。

いよいよ茅ケ崎に引っ越して、転校初日を迎えたときのこと。
新しい教室に足を踏み入れた瞬間、僕は緊張で胸がいっぱいになった。
慣れ親しんだ環境から一歩外に出ると、自分の居場所がなくなるような感覚に襲われる。

そんな僕を救ってくれたのは、一人のクラスメイトだった。
教室に入って間もなく、その子が僕に話しかけてきた。

「新しい子だよね?一緒に遊ぼうよ!」

その一言で、僕の緊張は一気にほぐれた。
それ以来、彼をはじめとするクラスメイトたちは僕を温かく迎え入れてくれた。新しい環境でも、僕はすぐに友達を作ることができた。
この転校を通じて、僕は改めて「人とのつながり」の大切さを実感した。
そして、環境が変わっても、自分の居場所を作る力があることを学んだのだ。


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