監獄みたいな寮に入った話#3
入居してから一週間とちょっと経っただろうか?
私が監獄寮に住み始めてから分かったことが一つある。
それは、案外やっていけるということだ。
人間の順応能力とは恐ろしいもので、ものの数日で慣れてしまった。
筋トレすら肩を狭めないとやるのもままならないくらいの窮屈な部屋の狭さも、四六時中鳴いている聞いたことのない鳥の聲も、凡そ現代とは思えない程の不便な暮らしも。
長い長い人生の中のたった数年くらい、こんな数奇な生活送っても良いかな?とさえ思える。
人と違うことをしてる感に