もしも「Value」が変わったら〜Credo・Valueを考えるシリーズ その7〜
新年あけましておめでとうございます。
今月でiCARE入社から丸四年となった加藤浩司です。普段はコージと呼ばれてます。
入社以来、事あるごとにnoteで書いてきた「Credo・Valueを考えるシリーズ」で、これまではCredo・Valueを構成する各言葉の意味を考えてきました。今回は趣を変えて、「もし将来iCAREのValueが変わるとしたら、どんな言葉になるだろうか」ということを空想・想像してみようと思います。
変わるもの、変わらないもの
iCAREの存在意義や価値観を示す言葉としては、以下の3つがあります。
Purpose:働くひとの健康を世界中に創る
Credo(誰と共に働きたいか):楽しまなければプロじゃない
自分にフタをしていないか?
仲間に愛はあるか?
家族に誇れるか?Value(仕事をする上で意識すべきアクション):満足したらプロじゃない
スピードは上がらないか?
クオリティは上がらないか?
視座は上がらないか?
このうち、Purposeは会社の存在意義を示すものであり、原則として変わらないものだと思います。一方で、共に働く仲間に求めるものや期待するスタンスであるCredoやValueは、会社の状況やそこで働くひとの変化により、変わりうるものだと思います。
実際、現在のCredoは創業5年目の2015年に作られてから10年間変わっていませんが、Valueは2018年に初めて作られ(当時はKey Valueと読んでいた)、その後、2020年に現在のValueであるスピード、クオリティ、視座に変わっています。今後も会社の変化に伴って、CredoやValueが変わることもあり得るのではないでしょうか。
もしもValueが変わったら
今回は、Credo・Valueのうち、もし将来iCAREのValueが変わるとしたら、どんな言葉になるだろうかということを、iCAREが大事にしている価値観や、iCAREの特徴、更には私の個人的に大事だと考える仕事に対するスタンスなどから色々と考えてみたいと思います。
新たな言葉の追加
感謝
iCAREのカルチャーの特徴として、日々の業務において周囲の人間(これは社内のメンバーに限らない)への感謝をちゃんと言葉として伝えようという価値観、そして、それがしっかりと実践されていることが挙げられると思います。これには、Slackを活用した日常的なコミュニケーション(こちらに詳しく書かれています)や、今でも続いている週次全社会議などが挙げられると思います。ここまで会社のカルチャーとして浸透している「感謝」がCredo・Valueに入っていないことに逆に驚きを感じます。
顧客の声を聴く、または、目線は外へ
初代のValueにはこの趣旨の言葉が入っていました。顧客の声を聞くことは当然いつの時代にも重要ですが、特に会社の規模が一定の大きさになってきており、よい意味で分業体制となってきた現在では、ともすると顧客に直接接するメンバー以外の「現場感」が希薄になりがちです。そのため、この言葉の重要性はより高まっているようにも思います。また、外部のパートナーなど、顧客以外と協業するシーンも増えてきていることから、「顧客」に限定せず、目線を社内ではなく外に向けてアクションを起こそうというValueもあり得るのではないでしょうか。120点主義
これも初代のValueにあった、「Go Valuable」と近しい意味です。100の提案を受けたときに小さくまとめて80にして返さないで、より大きな120にして返すというスタンスは、世の中に大きなインパクトを与えようとしている企業として重要ですし、個々のメンバーの日常業務においても重要と考えます。この差は、1つ1つの場面では大きな問題になりにくいですが、気づかないような小さな差の積み重ねがいつの間にか圧倒的な差になり得るという点で、組織として注意を払うべき重要なテーマのように思います。なお、これはスピードを落としてもよいという意味ではなく、スピードと品質をどう両立するのかという問いに近いものでもあります。個を強くし、チームを強くする
組織・チームの規模が大きくなると、チーム力の重要性に意識が行きがちで(チーム力が重要なことに異論はありませんが)、そもそも個を強くするという観点が希薄になりがちだと思います。1+1を3にするのがチームの価値だとしても、1自体を2にする努力も怠らないようにするということは、Valueとして全員が強く意識する価値があるように思います。また、チーム力という観点では、事業や業務の範囲が拡大していくことに伴い、全てのメンバーが全ての領域に精通することは現実的ではなくなってくるため、特徴・強みの異なるメンバーが集まり相互補完的な組織となることが重要と考えます。その点で、「強みを更に強く」していくことや、得意領域が異なるがゆえに重要性が高まる「融合」もしくは専門性が異なるメンバーへの「敬意」という観点がValueに入る可能性もあるのではないでしょうか。
既存の言葉の変化
仮にValueが見直されることがあったとしても、全く新しい言葉・価値観が追加されるのではなく、既存の3つの要素を更に磨き上げるという可能性もあると思います。例えば、以下のような可能性があるのではないでしょうか。
スピード
「スピードは上がらないか?」が現在のValueの1つであり、スピード自体の重要性には異論がないと思いますが、①スピードを上げることによって何が変わることを求めるのか、②どのようなシーンでのスピードを特に重要と考えるのか、⓷スピードが上がるという結果に繋がるためにどういうアクションを期待するのかなどの点で、ブラッシュアップする余地があるように思います。視座
視座も、スピード・クオリティとセットで現在のValueを構成していますが、その位置付けは若干異なるように思います(この点については、こちらで書きましたが、Valueが仕事をする上で意識すべきアクションであるにもかかわらず、視座は期待することをやや抽象的に表現しているように思います)。この観点で、仮にValueが変わる場合には、「視座」がもっと具体的な行動と紐づけて再定義される可能性はあるように思います。
さいごに
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
普段何となく考えていることを文字にしてみることは頭の整理に繋がるのでとても良い機会でした。iCAREってどんな会社なの?と興味を持っていただいた方の参考になれば幸いです!
なお、Credo/Valueについて気になった方は、過去記事もご覧頂ければ嬉しく思います。
最後の最後に、iCAREではパーパスである「働くひとの健康を世界中に創る」を一緒に実現してくれる仲間を各種ポジションで募集しています。
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