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介護保険料の決まり方

「モノガタリ」の背景

「モノガタリ」は第二の人生をテーマにした文学賞が創設されたことがきっかけで創作しました。人生100年時代と言われるようになり、現場で関わる中でも気力体力ともお元気な方はたくさんおられます。介護保険の第一号被保険者となる65歳以上になっても自分のペースで就労する人もおられます。

「家族なのに…」の彼女も専門職で働いた後、パートで働いていました。第一号保険者となると、収入は年金だけなのに介護保険料の負担が高いと驚かれる方がおられます。介護保険料は所得に応じて負担割合が変わります。お住まいの自治体によって保険料は異なりますが、ご本人が住民税非課税者で負担割合が低い階層だったとしても、同一世帯に住民税課税者がいると介護保険料段階に影響します。具体的にいうと、同一世帯の娘や息子が就労している世帯等です。同居していなくても住民票に載っていれば同一世帯になります。

夫婦とも非課税世帯で、同居の息子から金銭搾取されていたケースです。同居の息子は同一住所で住民票上は別世帯、未就労でした。支援する中で、ご夫婦の介護保険料の負担割合が高いことに気が付きました。このご家族にはもう一人息子さんがおられ、遠方で働いていました。未婚の方だったので、転勤しても住民票は動かさずにいたようです。世帯収入の考えは、子どもは結婚して親元を離れる前提の制度だと思いますが、未婚の子どもが親と同居する割合も増えています。介護保険料段階は前年度の所得で決まりますので、定年を迎える頃には一度家族構成を確認してみてもいいのかもしれません。
このケースでは、非課税世帯なので金銭搾取している息子には2回目の特別給付金が支給されましたが、ご夫婦に申請書は届きませんでした。

「家族なのに...」
https://note.com/link31/n/na190d3585dda


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