![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/155467860/rectangle_large_type_2_38c4992c5e17a386e05c93667aaa08ed.jpeg?width=1200)
鉄道の詩
8時41分発
ディーゼルの汽車が走る
ローカル線
今までこうして
何度見送りに来ただろう
子供の頃から この駅のホームで別れを告げてきた
私は知っている
この見慣れた光景と
5分後に待っている喪失感を。
扉が閉まり、汽車がゆっくり加速する
窓越しに手を振る
別れたくない ついて行きたい
二両編成の車両との距離が近すぎて
あっという間に遠ざかっていく
もうすぐ あの橋を通過して
カーブを曲がると
汽車が見えなくなる
行ってしまった
その時
カタンカタンと音がきこえてくる
もう汽車は見えないけれど
レールを走る 規則正しい
車輪の音が鳴り響く
私はその音を胸に刻んだ
私の大切な人を運んでいく車輪の音が
切なくて やさしくて
最後のお別れのあいさつが朝霧に
消えていくまで
いつまでも
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
追記
読み返して、恥ずかしくなりました。
エッセイでも創作でもない,
親戚との楽しかった時
ただ、日記にしたかった……。
もう一度だけ、思い出の記録を残します。(〃..)) ペコッ
![](https://assets.st-note.com/img/1685803284269-kDwrC44NlP.jpg?width=1200)