英語の強調を丁寧に解説!
そもそも、強調とは?
強調とは、文の中のとある語句の意味を強めることです。英語における、強調の表現方法は様々ありますが、今回はその一つ一つを丁寧に解説してきます。
It is~that~の強調構文
おそらく、一番有名な強調の表現であるit is~that~構文ですが、この構文は、かなりシンプルな構文です。it isとthatの間に強調したい語句を入れるだけです。
例)I want to go to Okinawa. 私は沖縄に行きたい。
この英文のOkinawaを強調したい場合、it isとthatの間にOkinawaを入れて、残りをthatの後ろに置きます。
例)It is Okinawa that I want to go to. 私が行きたいのは沖縄です。
強調したい語句が人ならば、it is~who、物ならば、it is~which、副詞ならば、it is~thatという構文をとることもあります。しかし、基本的には強調したい語句がなんであれit is~thatの構文でOKです。
*強調構文でwhichが使われる例は少ない。thatを使うことが普通。
*カジュアルな言い方では、thatが省略されることがある。
強調の助動詞のdo
これは、動詞の前に強調の助動詞のdo[does/did]を置くことで文の内容を強調します。
例)I do like dogs. 私は本当に犬が好きだ。
ここで注意が必要なのは、助動詞のdoが強調しているのは動詞のlikeではなく、文の内容を確実さを強調しているということです。
訳)私は犬が大好きだ。×
訳)私は犬が本当に好きだ。〇
語順の倒置による強調
強調したい語句を文頭に出すことで強調を表すのが語順倒置の強調です。
例)I kept the job for twenty years. 私はこの仕事を20年続けた。
例)The job I kept for twenty years. 私はこの仕事を20年も続けた。
強意語句による強調
強調を表す語を用いて強調を表すのが強意語句による強調です。強調する語句によって強意語句は変わります。
形容詞・副詞の強意語句
very/awfully/highly/extremely/terriblyなど。
形容詞・副詞の比較級/最上級の強意語句
比較級の強意語句:a lot/even/far/much/still
最上級の強意語句:much/far/by far
疑問詞の強意語句
ever/in the world/on earth
the hell/the devil/the deuce(口語)
強意語句としての再帰代名詞
herself/itself/himselfなど
同一語句の繰り返し
同じ語句をandでつなげて強調を表します。
否定の強調の強意語句
否定文の文末にat all/in the least/by any meansをつけて否定の意味を強調します。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は、強調表現を一気に紹介・解説しました。いかがでしたか?強調表現を使いこなせるとかなり表現力が上がり、表現の幅が広がります。是非、マスターしてみてください。では、次の記事でお会いしましょう。
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