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#12 学校外教育

こんにちは。こにしです。

目が痒すぎて、大変です。

別の大人や学外の活動の中で、自分を評価するということ

東北福祉大学大学院 大橋謙策 教授の講演「子どもたちの育ちを支える地域の教育力の再生と教育行政・福祉行政の再編成」を公聴してきました。

大橋教授は講演の中で、社会教育の観点から「学校外教育」の重要性を提唱しました。

1970年代、急激な都市化、工業化、過酷家族化が進展し、地域と関わりのない子どもが徐々に増加します。子どもたちは、親と学校の先生しか関わらない極めて狭いコミュニティで生活するようになりました。

大橋教授は「(狭いコミュニティ内では) 子どもたちが大人になるために必要な通過儀礼が不足する」と述べ「(親、教師だけでない) 別の大人や学外の活動の中で、自分を評価してくれることに、子どもたちは満足感を得る」と語り「学校外教育」についていくつかの事例を挙げました。

学校外教育

事例の一つとして、子ども食堂を挙げ「子ども食堂は貧しい子どもに食事を提供することが目的ではなく、参加者との関わりの中で料理の仕方、食材の名前、食事のマナー、食器の洗い方を教える場である」と紹介しました。

また学校用務員が、今後重要な役割を占めるというお話もありました。
学校用務員とは、「児童・生徒が安全で、安心して、快適に学校生活をおくるための教育環境の整備を行うという業務 (参考:全日本自治団体労働組合)」を担います。
大橋教授は、地域と、学校と繋ぐ学校用務員に期待していきたいと話します。

学校信仰からの脱脚

「家庭教育にしても、親は共働きで労働時間が長くなっている。学校教育も今の教師の働き方ではオーバーワークになっている。学校信仰をいち早く変えて、地域全体で子どもたちを育てる意識を持たなければならない。」大橋教授は、公聴者である教育関係者に語りかけました。

講演会を終えて

学校外教育の重要性を、改めてわかりやすくお話いただきました。
参加して大変勉強になりました。

「地域全体で子どもを育てる」という意識非常に大事だと思います。
私は、実家にいた頃、隣のおばさんにいろいろお世話になりましたし、お向かいのご家族には
何度もご自宅に招いていただいて、食事をご馳走になりました。
地域の児童館にも通い、おじいちゃんとボードゲームを楽しんだりもしました。

私に携わってくれた大人のみなさんが、私を「育てる」意識で接してくださっていたかどうかはわかりません。しかし、自分が意識しない中でも、多くの学びをみなさんから得ていたと思いますし、それがあって、今の私があると思います。

そういった思いを胸に、次は私が多くの子どもたちと接し、いろいろなことを教えて挙げたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます!


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