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電車の運賃支払い「交通系ICカード」が圧倒的1位!「スマホ」は20~30代で高め

電車に乗るとき、改札での運賃支払い方法や、電車に乗っているときはどのように過ごしているかなど、10~60代の男女を対象に調査しました。


1.すべての年代で「交通系ICカード」の利用が圧倒的1位、「スマホ」は20~30代で高め

ふだん、電車に乗るとき、改札で何をかざしたり出したりしているか、運賃の支払い方法について聞きました。

全体では、「交通系ICカード」の利用が6割弱の圧倒的な高さで1位に。2位以降は「スマホ」が15%、「磁気乗車券」が11%で続きました。
また、「ふだん電車に乗らない」という人も2割いました。特に30代以降で2割超と高くなっていました。

すべての年代でも「交通系ICカード」が5割超~7割弱で1位に。最も高いのは10代で69%でした。また、10代では「磁気乗車券」の割合も17%で、ほかの年代と比べて高い割合です。特に10代男性では2割超の高い割合でした。
10代は学生が多いため、通学で電車に乗るときは「交通系ICカード」、それ以外では「磁気乗車券」を使うことなどもあるのかもしれません。

「スマホ」は、20代の男女と、30代男性で2割超と高くなっていました。20代以降では、年代が上がるにつれて割合が低くなる傾向にありました。
この年代では、スマホにICカードを追加して乗車時に活用する人が多いようです。

男女別にみると、「交通系ICカード」は男性よりも女性のほうが高い割合になっていました。「スマホ」「磁気乗車券」は男女ともに1割台でしたが、やや男性のほうが高くなっていました。

グラフにはありませんが、エリア別にみると「交通系ICカード」は関東地方、近畿地方で6割台後半の高い割合でした。大都市があるエリアでは鉄道網が発達していることも影響していそうです。また、「スマホ」の割合も関東地方では2割超で、ほかのエリアに比べて高くなっていました。

「磁気乗車券」は、北海道地方、東北地方、中部地方、中国地方で1割台後半と、ほかのエリアに比べて高めでした。「交通系ICカード」や「スマホ」は使用できないエリアもあるため、割合が高くなっているのかもしれません。
「ふだん電車に乗らない」という人の割合は、四国地方で約6割と最も高くなっていました。

2.電車内での過ごし方、上位は「外の景色をながめる」「音楽を聴く」「SNSを見る/投稿する」が僅差

ふだん電車に乗る人に、電車に乗っているときに、何をして過ごすことが多いかを聞きました。

全体の1位は、「外の景色をながめる」で3割超2位以降は「音楽を聴く」「SNSを見る/投稿する」「寝る」「スマホでゲームをする」が2割台後半の僅差で続きました。

男女別にみると、女性のほうが高いのは「外の景色をながめる」「SNSを見る/投稿する」「家族・友だち・知り合いとメッセージのやり取りをする」「家族・友だち・知り合いと会話/おしゃべりする」で、それぞれ10ポイント前後の大きな差がありました。

一方、男性のほうが高い割合なのは「スマホでゲームをする」「YouTubeを見る」で、どちらも7ポイント以上の差がありました。男性はゲームやYouTubeなどエンタメ系のコンテンツを楽しんでいるようです。

年代別に女性をみると、「外の景色をながめる」は10代・50~60代の女性で4割超「SNSを見る/投稿する」は、10~20代の女性で5割台後半、30代女性で4割超と高くなっていました。また、10~20代女性では「寝る」が4割超で5位以内にランクイン。スマホで何か楽しむ以外にも、外の景色を見たり、睡眠をとって休息しているようです。

続いて男性を年代別にみると、「スマホでゲームをする」は10代男性で4割台後半の高さで1位に。20~40代の男性でも3割台でTOP2に入っています。
「YouTubeを見る」は、20代男性で最も高く3割超で5位に入りました。
「WEBサイトを見る」は30代男性で4位「SNSを見る/投稿する」は10~30代の男性で3位以内にランクインしています。

50~60代の男性では、「外の景色をながめる」「寝る」「ニュースをチェックする/ニュースサイトを見る」が上位に入るなど、40代以下との顔ぶれに差がみられます。

そのほかにも、「音楽を聴く」は年代が若くなるほど高い傾向がみられ、男女ともに10~20代でTOP2となり、20代では1位でした。
「ニュースをチェックする/ニュースサイトを見る」は30代以降の男性と、50~60代の女性で5位以内に入っていました。


電車に乗っているときの過ごし方は、年代や性別によって異なり、スマホを見たり、景色をながめたり、音楽を聴くなど、それぞれの過ごし方をしているようですね。

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※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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