寝るときの寝具は「ベッド派」が全体で6割、特に20代では7割と高い傾向に
適度な硬さのふとんやマットレス、リラックスできるソファーなど、人それぞれ好みがわかれる寝具。今回は10~60代の男女を対象に、寝るときはどんな寝具が好きか、またその寝具を選ぶ理由について調査を行いました。
1.寝るときの寝具はすべての年代で「ベッド派」が圧倒的に多い!
ふとんやベッドなど寝るときの寝具について、どのタイプが好きかを聞きました。今使っているタイプに関係なく、いちばん好きな寝具を回答してもらいました。
全体では、ソファーベッドを含む「ベッド派」がもっとも多く、全体で6割と半数を超えています。次に「ふとん派」が3割超で続き、「床や畳(直接寝る)派」、「ソファー派」はごくわずかでした。
性年代別にみても、すべての年代で圧倒的に「ベッド派」の割合が高くなっていました。特に20代で7割と高く、10代・60代でも6割超となっています。
グラフにはありませんが、女性は男性に比べて「ベッド派」の割合がやや高い傾向にあり、20代女性では75%と、もっとも高い割合になりました。次に高いのは60代女性で68%でした。
どの年代でも半数超となっている「ベッド派」ですが、30~50代では「ベッド派」の割合が5割台とやや低くなり、「ふとん派」の割合が高くなっています。
また、「その他」と回答した人の中では、キャンプグッズやヨギボーなどを使っているという人もいました。
すべての年代で「ベッド派」のほうが高いことがわかりましたが、なぜベッドは人気があるのでしょうか?
2.ベッド派、ふとん派、それぞれの理由とは?
ベッド、ふとん、ソファーなど、なぜその寝具が好きなのかを聞きました。それぞれの理由をご紹介します。
ベッド派の理由(n=3172)
ふとん派の理由(n=1761)
床/畳(直接寝る)派の理由(n=226)
ソファー派の理由(n=76)
ベッドを選んだ人の理由として、年代を問わずベッドの柔らかさが好き、敷いたりする手間がなくて楽というコメントが多くみられました。ベッド派の割合がもっとも高かった20代では、住居に備え付けのベッドがあるという人や、ベッド下の収納を有効活用できるところがよいという意見も。ワンルームなど、収納スペースが限られている住居では、スペースをうまく使うためにベッド下を収納として使えるというのもメリットのようです。
また60代では、ある程度の段差があるほうが寝起きしやすいというコメントもありました。
次にふとん派の理由ですが、昔からふとんを使っているから、という意見が多くみられました。また、年代に限らずふとんの適度な硬さが好き、ふとんをたたんで収納することで自宅のスペースを有効活用できる、といったコメントも。
また、子育て世代の30~40代では、子どもがふとんから落ちても段差が少ないので安心といった意見や、汚しても比較的手入れがしやすいといったところも理由となっているようです。
少数派となりましたが、床/畳(直接寝る)派の人の意見では、硬さが好きというコメントや、ベッドで寝ると熟睡し過ぎて起きられないという意見がありました。
ソファー派は、寝心地のよさや、テレビなどをソファーで見ながらそのまま寝落ちができる、わざわざ寝室に移動しなくてよいといったところに魅力を感じているようです。
ベッド派が圧倒的ということがわかりましたが、寝具を選ぶ理由は人それぞれあるようです。ベッド派も、マットレスの硬さや寝心地など人それぞれ好みが大きくわかれるのではないでしょうか。寝具は睡眠の質にも大きく関わるため、お気に入りの寝具で質のよい睡眠をとれることが理想ですね。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~64歳の男女
実施時期:2022年6月3日~2022年6月6日
有効回収数:5254サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
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