一番好きな牛丼のチェーン店TOP2は「すき家」と「吉野家」!TOP3のそれぞれ好きな理由とは?
手頃な値段で気軽に食べられるチェーン店の牛丼。今回は10~60代の男女を対象に、一番好きな牛丼のチェーン店について調査。その牛丼チェーン店を好きな理由についても聞いてみました。
1.一番好きな牛丼のチェーン店、全体TOP「すき家」は10~20代での割合が高い傾向に
ふだん、牛丼のチェーン店に行くかどうか、行く人には代表的な牛丼のチェーン店の中で一番好きなお店を聞きました。
まず、「牛丼のチェーン店には行かない」という人の割合は全体で23.1%となり、男性よりも女性の割合が高くなっていました。60代女性でもっとも高く約5割でした。
一番好きな牛丼のチェーン店の全体TOPは34.1%で「すき家」。牛丼チェーンの中で店舗数がもっとも多い「すき家」は、国内に1,939店舗、海外に669店舗(2022年10月末時点)を展開しています。男女ともに3割超の割合ですが、やや女性のほうが高めとなっていました。年代でみると、10~20代での割合が高い傾向にあり、特に10代男性と20代女性では4割超でした。女性は60代を除くすべての年代で1位となりました。
2位は27.3%で「吉野家」。こちらも1,194店舗(2022年12月時点)と国内に1000店舗以上を展開。圧倒的に男性での割合が高くなっており、男性全体でみると「吉野家」が「すき家」を僅差で上回り、TOPという結果に。特に高いのは男性50~60代で約4割でした。また、女性でみても40代以上で2割超となり、60代女性では1位となっています。
3位は約1割で「松屋」。女性よりも男性での割合が高く、30代男性で約2割と高くなっていました。4位は1割未満で「なか卯」となりました。
グラフにはありませんが、エリア別にみると近畿以外のTOPは「すき家」で、近畿では「吉野家」がTOPという結果に。関東で834店舗を展開している「松屋」は、店舗数が多いことも関係しているのか、関東で高い割合でした。また「なか卯」は、割合自体は低いものの、北海道と近畿で他のエリアよりもやや高めでした。
2.一番好きな牛丼のチェーン店TOP3を好きな理由は?
一番好きな牛丼のチェーン店TOP3のお店について、それぞれ好きな理由を聞きました。
全体TOPの「すき家」を好きな理由の1位は、「牛丼の種類が充実している」。期間限定も含めて10種類以上の牛丼メニューがあります。他のチェーン店と比べて3割弱と高めでした。
2位以降は「立地がいい」「値段が安い」「量やサイズが選べる」が2割台で続きます。ミニからメガまで6サイズから選ぶことができ、牛丼をはじめ、それ以外のメニューも充実しているところが支持されているようです。
全体2位の「𠮷野家」を好きな理由のTOP2は「肉がおいしい」「つゆがおいしい」で3~4割台でした。牛丼自体の味に関する理由が上位に。その他にもTOP5には入りませんが、「ご飯(お米)がおいしい」や「肉/玉ねぎ/つゆの量を調整できる」といった味わいに関する割合も他のチェーン店と比べて高めです。築地にある吉野家一号店が発祥といわれている「つゆだく」に加え、肉のトッピングを追加できる「肉だく」も登場しています。
3位以降は「一人でも利用しやすい」「値段が安い」「待ち時間が少ない・すぐに料理が出てくる」といった、牛丼のチェーン店ならではの理由が2割台で続きました。
全体3位の「松屋」を好きな理由は、「値段が安い」が2割超で1位。僅差で2位が「コストパフォーマンスがいい」となり、他のチェーン店よりも高い割合でした。カレー、定食、モーニング、うどんなどのメニューも充実しており、牛小鉢朝定食(350円)やWで選べる玉子かけごはん(290円)など、300円前後の手頃な金額でモーニングが楽しめます。
そのほか「なか卯」では、「牛丼以外の主食メニューが充実している」「牛丼以外の主食メニューがおいしい」が3割超の高い割合でした。
ランキングの掲載はありませんが、チェーン店に関わらず、いずれかの牛丼のチェーン店が好きな理由として男女年代別に傾向をみると、10代では「値段が安い」「ご飯(お米)がおいしい」の割合がほかの年代と比べて高めでした。50~60代男性では「一人でも利用しやすい」の割合が高くなっていました。その一方で、「テイクアウトが利用しやすい」は女性のほうが男性よりも割合が高く、30~60代女性では2割超の高い割合でした。
街中でもよくみかける牛丼チェーン店ですが、ふだんから利用している人も多いのではないでしょうか。価格が安い、早く提供してもらえるというチェーン店の共通した特性から、それぞれのチェーン店ごとに人気の理由もありそうですね。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~64歳の男女
実施時期:2022年12月1日~2022年12月3日
有効回収数:5254サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
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