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施設園芸農業で活躍するヤシガラ

私たちが輸入しているスリランカ産のヤシガラ培土(ココピート)。

日本市場では農業・園芸用培養土の原料として活用されたのが、スタートです。
やがて取扱が容易であることから、ビニールハウス栽培などいわゆる施設園芸農業で活用される様になりました。

軽量培土…つまり軽いから、持ち運びが楽。
それに水をかけて膨らむから、扱いも楽。
もちろんヤシガラが持つ、培土としての優れた機能もあってのことですが、これらの利点が施設園芸農業に上手くハマったわけです。

施設園芸農業は、農業先進国オランダから輸入されたシステムが多く使われています。オランダなど欧米諸国では、日本よりも早くからヤシガラ培土(ココピート)が農業・園芸で活用されてきた歴史があり、スリランカやインドから大量に輸入されていました。

実は、培養土市場において欧米と日本では、使われてるヤシガラ培土(ココピート)の主流形態(製品の形・荷姿)が異なりますが、それはまた別の機会に。
今回ご紹介するのは、欧米と日本で概ね同じ形態が使用されている、施設園芸農業での例です。

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定番は、いちご栽培です。

日本でのいちご栽培は、その多くが施設園芸(ハウス栽培)。
ほとんどが、培土を設置するベンチ(桶)が人間の腰くらいの高さに設定されており(高設栽培)、液肥を均一に噴霧・循環するなどして栽培されるシステム(養液栽培)です。

ヤシガラ培土は、軽く扱いやすい、保肥力が高く吸水・排水に優れているという利点が注目され、早くからいちご栽培用培土に導入されてきました。主にいちご栽培用培養土の原料として活用されていますが、100%ヤシガラ培土(ココピート)だけで栽培されている例も増えてきました。

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トマト栽培も、ハウスでの養液栽培が盛んです。

トマトでも100%ヤシガラ培土(ココピート)だけでの栽培例が、増えてきました。
栽培方法にもよりますが、意図的にEC(電気伝導度)の高いヤシガラ培土(ココピート)でトマト栽培する農法もあり、トマト栽培とヤシガラの関係性は深いものになりつつあります。

他にも、ナス栽培やきゅうり栽培、花卉園芸など、多くの施設園芸農業でヤシガラ培地(ココピート)は活用され、その使用量は年々広がってきています。


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