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グルメ英単語 #26 ー 「Z」は「ジンファンデル」 Z for Zinfandel
キッチン英語辞典 #1から#28 で、ざっとお料理に使う英単語や解説を見てきました。ここでは、それが使われるシチュエーションsituationに目を向けたいと思います。気軽にやってみたいと思うので、手軽に読んでいただけたら嬉しいです。
毎週月曜と木曜の午後2時ごろをターゲットにアップしているブログです。
それでは、
第一ラウンドA~Zの最後となりました、
グルメ英単語の「Z」
A : I like Californian wines a lot.
B : Me, too. But we don’t see Zinfandel very often at restaurants in Tokyo.
A : I agree. I found more choices are available from European wines.
A : カリフォルニアワインがとても好き
B : 私も。でも、東京のレストランではなかなかジンファンデルがないの
A : 私もそう思う。ヨーロッパ産ワインの方が、チョイスが多いみたい。
ということで、
Z for Zinfandel 「Z」はジンファンデルです。
ご存知のように、ジンファンデルは赤ワインのブドウ品種で、
アメリカではとってもポピュラーです。
ワインを出してくれるところなら、ほぼ必ずあるし、
家庭でもよく飲まれている赤ワインです。
一般に、フルーティーな芳香が楽しめて、
重すぎず軽すぎないけれどフル・ボディという、
飲みやすいワインです。
アルコール度が14~15%と、
ワインの平均アルコール度の13.5%を上回り、高めです。
カベルネ・ソーヴィニョンに比べてタンニンが低く、
渋みが和らいでいると感じられます。
カリフォルニアのワイン農園 winery / vineyard では、
10%ぐらいがジンファンデルを生産しているという数字もあります。
アメリカ固有の種ではなく、
元々はクロアチア産のブドウだそうです。
といっても、カリフォルニアで生産され始めたのは、
ゴールドラッシュの頃、
1850年ぐらいからだそうなので、歴史は長いです。
イタリアではプリミティーヴォと呼ばれているブドウが、
ジンファンデルとほぼ同じだそうです。
ところで、
ジンファンデルなら、
「ホワイト・ジンファンデル white Zinfandel が好き」とか、
「ロゼ Zinfandel Rose が好き」
という方も多いのではないかと思います。
ジンファンデルのホワイトもロゼも、
濃いピンクに輝く液体で、似ています。
また、これらの言葉の使用も、
厳密に分けずに使われていることが多いと思います。
ものの本によると、ロゼワインは赤ぶどうから作られますが、
赤ワインと違うのは、技術的にはいろいろありますが、
端的には発酵させる時間 hours of fermenting だそうです。
赤ワインに比べてロゼは発酵時間がずっと短いのです。
一方、ホワイト・ジンファンデルは、
ホワイトと言っておきながら、白ワインのことではありません。
こちらは、1970年代に、
サッターホーム Sutter Home というワイナリーの Bob Trinchero が
ジンファンデルの赤ワインに深みを与えようと試行錯誤した時に、
偶然の産物として、生まれたものだそうです。
結果として、
ロゼとほぼ同じものが出来上がり(詳しい違いは専門家に任せます)、
甘みの増したお手頃価格のホワイト・ジンファンデルは、
大変な人気となったそうです。
ただし、最近では
ドライなロゼが好まれるようになり、
マーケットの希望に合わせて、
ワイン生産者たちはたゆまぬ改善を続けているようです。
ということで、
ジンファンデルは、赤と、ロゼと、ホワイトを
試してみる必要がありますね。
個人的に私は、赤が好きです。もともとロゼはあまり飲みません。
ところで、上の会話では
日本ではあまり、ジンファンデルが売られていない
という趣旨になっています。
最近は、世界中のワインが手に入る日本ですから、
そのようなことはないかもしれません。
でも、
レストランには、そこの専門料理に合ったワインが置かれているのが
一つの理由かなと思います。
例えばイタリア料理店なら、イタリアンワイン、
フランス料理店ならフレンチワイン、
という具合に。
アメリカ料理店、というのはあまり聞きません。
アメリカ料理と言ったら、何を思い浮かべるでしょうか。
ハンバーガーショップなどのカジュアルなものか、
ハワイのポキボール Poke Bowlとか、
メキシコ料理のテックスメックス Tex-Mex?
ワインリストを揃えるような高級店となると、
ステーキハウスやシーフードグリルの店でしょうか。
私自身、日本で、
一冊の本になるようなワインリストを取り揃えた高級店で
お食事をするチャンスはあまりないので、
限られた見解しかありません。
とはいえ、
どちらかというと手頃な値段で、
いろんな食事に会うジンファンデルは、
アメリカなら大抵のレストランに置いてありますので、
迷ったら、
お手頃価格のジンファンデルを注文しておけば、間違いない、
という一本だと思います。
今回で、
グルメ英単語第一ラウンドが、とりあえず終了です。
しばらくしたら、第二ラウンドをAから始めようと思いますのでよろしくお願いします。また、短編小説「幸せな菜々子」の連載の更新、英語の分野では不動産関連の表現を載せていけたらと思っています。今後とも楽しんでいただけるよう、努力していきます。
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