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つぶやき日記#28 ー ついサ高住を見に行ってしまいました

この年末、
私もひどい風邪をひきました。
でも、コロナでもインフルでもなく、
なぜか咳が長引くのです。
ただ、ずっと咳が出るのではなく、
突然たくさん出て、
また収まる。
収まっている間は極めて普通なので、
咳をしだすと、周囲の驚きは大きい、
という感じ。


周囲を驚かせるような咳をするのは、
とっても恥ずかしい embarrassing!

しかもなんと、
先月の頭に香港でインフルを発症した夫は、
その後、東京滞在中に
咳が悪化。
香港へ帰国後に、

入院してしまいました。

一人で生活しているわけで、
ある意味、病院に入っていただいて良かった。
プライベートで高額だけど、
しょうがない。

そして、
酸素チューブを鼻に刺した夫は、
私たちにしょっちゅうビデオ通話してきて、
どんなに苦しいか、報告してくれます。
はい、ありがとう。
心配だから、しょっちゅう話ができて嬉しいですけど。
でも、
一言発するたびに、長い咳が続くので、
ほとんど会話になりません。
そして、
もちろん、世界中の友人や家族に同じことをして、
ベッドの上で休息せずに、
いろんな人に
咳の止まらない姿をご報告していました。

当然ながら、
私にとって小姑に当たる家族から、
「ついててあげなくて、大丈夫なの?
あんなに悪いなんて、すごく心配。
あれほどひどいとは思わなかった。
なんで東京にいるの?」
などなどのご心配のお言葉が届くわけです。
それに対応するのも大変。
だいたい、
世界中に自分の姿をビデオ通信できている時点で、
そんなに心配するほどじゃない、
と思ってしまっている私です。
が、
やっぱり、このまま万が一の時は、
後味悪いだろうなあ。
そんなことを考えさせられる、
小姑からのお言葉。
責められてるわけじゃないけど、
やっぱ、責められてるのかなあ。

でも、コロナ以降、
病院での付き添いなどは、大幅に制限されているし、
夫もむしろ、
病院で大事にされるのを喜んでいるのではないだろうか。

と、
自分にとって都合の良い解釈で、乗り越えました。

それに、

私には犬がいるので、

距離が近くても、国を跨いでの移動が
ずいぶん大変な身の上になっているのです。
まず、犬をどこかに預けないと。
「来なくていいよ。どうせ君がきても何の役にも立たないよ」
と言う夫とは違い、
犬の方は、
「まさか僕を一人にしないよね。そんなことしたら、僕はどうなるかわからないよ」
と言っているかのような眼差しを、
送ってくるのです。
もしそこで、わがままに私に食らいついたりすれば、
まだ罪悪感は薄れるけど、
実際は良い子にしている犬を、
騙すようにして誰かのところに置いてくる。
ああ、
子供を初めて幼稚園に置いてきた時と同じ、
後ろ髪を引かれる思い。
しかも子供の場合は、泣き喚いたりするけど、
犬の場合は、静かに絶望の色を瞳に浮かべながら、
「何で置いてくの?何で置いてくの?何で?」
と言う瞳でずっと見つめ続ける。
ああ、
より「ぐさっとくる」のは、犬の態度。

犬の態度には学ぶところが多いです。
こうやって相手をコントロールすればいいわけですね。
自分の夫に対する態度とか、
反省すべきところ多いなあ。
でも、
これは長年のお互いの関係から出来上がったもので、
向こうにも反省すべき点は大量にあるから、
もうしょうがないのです。

アメリカの小姑から聞いた話では、

最近はコロナなどより、

RSV (Respiratory syncytial virus )
とか
hmpv (human metapneumovirus)
の方が、騒がれている、とのこと。

RSVは日本語でRSウィルス
hmpv人メタニューモウィルス
と、何のことやら、名前からはよくわからない。

日本ではマイコプラズマ肺炎 Mycoplasma pneumonia が
流行っているのよ、
と返しておきました。

夫は子供の頃喘息持ちだったようで、
呼吸器系 respiratory の症状は、
気管支炎 bronchitis を含め、しょっちゅうかかる。
しかも肥満 obesity なので、
成人病の巣窟です。
ま、私もですが。

一体どの菌にかかっているのか、
結果はまだ出ておりません。
でも、着実に回復している模様。
ビデオ通話のおかげで、
顔色の改善とかも見ることができて、
助かります。


こんな状況だったので、
つい、
近所にできた

鳴物入りの豪華、サ高住(サービス付き高齢者住宅)

の説明会に参加してしまいました。
万一、体調が悪いまま退院してきたら、どうしよう、
と言う不安に駆られてのことだと思います。
夫に冷たかったとか、
言われたくないしね。
ちゃんと考えてますよ、
っていうポーズかな。

物件は豪華で、ホテルみたいで、
図書室だのサロンだの、食堂もついていて、
足腰の弱ってきた体に優しい、
バリアフリーなだけじゃなくて手すり付き。
でも、
すごい金額を払うのに、
それは家賃込みの入居金というもので、
そのマンションが自分のものになるのではないそうです。
じゃあ、大金持ちでないと入れないんだな。
と、理解しました。

ちなみに、
大金を出して、部屋を購入することができるものは、
シニア向け分譲マンション
っていうらしいです。
そしてこれらは、
従来の老人ホームとは似て非なるものらしい。

ちょっとずつですが、老後について学ぶ機会を得ました。

でも、
こんな高額なものに住めるわけないんだから、
夫も私も健康を維持して、
庶民住宅での暮らしを続けられれば
それが一番いいのだけど。
そう考えると、
夫の健康を願わずにいられません。



Photo bylazy_planet様、
素敵な写真を掲載させていただきます。
ありがとうございます。

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リンゼ
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