ゲーム「ハイドライド」40周年
2024年12月13日(これを書いているのは翌日ですが)、「ハイドライド」というロールプレイングゲームがその発売から40年を迎えました。発売から40年…………40年! 40周年おめでとうございます。
私は本当にこの「ハイドライド」というゲームが大好きで、同じように今年40周年を迎える「オホーツクに消ゆ」(こちらの発売は12月21日)と共に、私にとってかけがえの無いゲームで有り、マイルストーンです。
12月13日に発売されたのは NECのパソコン PC-8801シリーズ向けですが、私は当時同じNECの PC-6001mkIIというのを持っていたので、実際にこの「ハイドライド」を遊んだのは PC-6001mkII用に移植された1985年3月以降です。
雑誌の広告に掲載された「ハイドライド」の美しい世界、キービジュアル、そして色鮮やかな世界に魅入られ、「このゲームを遊びたい!」ということしか考えていなかった私でした。当時12歳、小学校卒業間近の私は残しておいたお年玉を握りしめて、当時地元にあったデパートに買いに行ったのです。
私はPC-6001シリーズ向けのゲームを扱っていたブログ「p6games」というのを運用していました。現在は更新を停止していますが、このブログで公開した2013年7月1日の記事の中にこういう一節を書いています。
「家に帰ってすぐロードしてあの綺麗な画面を見た感動はあの当時だったからこそ味わえた物だと思います。」
本当にその通り―――40年という果てしない時間が経っているにも関わらず、あの感動を40年経った今でも忘れることは出来ません。いや年を取っているからこそ、より忘れることができないでいるのかもしれません。
「ハイドライド」は当時のPCゲーム業界の中では大ヒットして、当時の多数の機種に移植されることになり、いつしか「ハイドライド・シンドローム」という言葉まで生まれるようになっていました。(この言葉がいつどこで生まれたのかは知りませんが…)
2010年頃から、この頃のゲーム達を懐かしむようになり、巷のレトロゲームブームも相まって、当時はそんなことすら思いつかなかった「ハイドライド」のパッケージや関連物を色々と集めるようになり、更に作者と交流させていただくまでになりました。こんな一ファンにお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
現在は「ハイドライド」だけに飽き足らず、これを販売していたゲームメーカー「T&E SOFT」の物も蒐集していたりしています。「ハイドライド」が生まれた当時の歴史背景なども調べたりしています。気分はまるで歴史研究者(などと言うのもおこがましい物ですが)、いやマニアですね。
「ハイドライド・スペシャル」の発売日についての記事もその一環としての調査です。
私にとって「ハイドライド」とは――と聞かれると、やはり40年前の憧れで、ワクワクさせてくれた世界を見せてくれたゲームで、人生の一部になっている―――そんな風に感じます。そして、今でも「ハイドライド」が遊べることを嬉しく思います。
もし「 #このゲームに人生を狂わされました 」みたいなハッシュタグがあるとすれば、まさにこの「ハイドライド」なんです。それほど私にとっては大きな存在でしたし、これからもそうであり続けるのでしょう。
改めて、40周年おめでとうございます。