ヴィアマテラス宮崎さんが来てくれました
夏の振り返りシリーズ・その2
夏休み合宿の報告note を先日Upしたように、今さらですが夏の振り返りnoteをいくつかUpしていこうと思います。
めちゃくちゃ時系列が前後してしまうのですが、今回は8月2日(金)に実施したヴィアマテラス宮崎さんとのトレーニングマッチのことを。
7月31日から群馬県前橋市で開催されていた全国大会
「第5回日本クラブユース女子サッカー大会(U-18)」に九州代表として出場中のヴィアマテラス宮崎さんが、大会休養日である8月2日、なんと選手全員で横浜に移動してきてくれて、LINDAと試合をしてくれました。本当に有り難いことです。
ちなみに今回の話はヴィアマテラスさんからの打診でした。大会休養日だけど、せっかく関東に来たのだからこっちにも来たい!とのことでした。逞しすぎる…
大会出場時間が少ない選手たちのための試合機会をつくるという目的でこの試合を打診してくれたのですが、こうしてちゃんと選手全員のことをケアする姿勢は素晴らしいですし、いわゆるBチームの選手たちの練習試合にスタッフ全員が駆けつけている。これ、当たり前のようでなかなかできることじゃないですよね。
ちなみに大会出場時間が多い選手たちは「朝、赤レンガ倉庫で降ろしてきました 笑」とのことでした。横浜、楽しんでくれたかなぁ。
ヴィアマテラス宮崎代表の柳田さんは、現在J3の「テゲバジャーロ宮崎」を立ち上げた方。九州サッカー界では「キング」と呼ばれている重鎮です。
2年前の春、ある機会があり大分で初めてお会いさせて頂き、逆にその時に会っただけなのに、今回こうして連絡してきて下さいました。こういうのも嬉しいですね。
九州代表として全国大会に出るような強豪クラブ相手の試合でしたが、一本目のキックオフ直後、LINDAがいきなり相手陣内に攻め込んで押し込んだのにはかなりビックリ。あのアグレッシブな姿勢はこれまでになかなか見られないものでした。
さすがにだんだんと押し込まれてボールも握られて失点も重ねましたが、最後まで粘り強く喰らいつくこと、前を向けるのならば自分で前を向いてボールを少しでも持ち出す、運ぶというようなプレー姿勢は、6月からの試合シリーズの中で今日が間違いなく一番だったような気がします。
柳田さんからも、LINDAの選手たちを見て「初心者スタートの子が多いのに、みんな前向きな姿勢で素晴らしい」と言っていただきました。
今までノージャッジで簡単に蹴ってしまっていたような子が、この日は自分で相手をいなして前を向きボールを持ち出し、良いタイミングで味方にパスを通したり。この子に限らず、少しずつだけど、やっぱりみんなちゃんと成長してます。
自分のことは自分でやらなきゃいけない。ピッチ外の姿勢や振る舞いはピッチ内にも全て表れるぞというような話も合間にしましたが、そういうことも含めて、フットボーラーとしての「所作・振る舞い」だったり「心持ち・心意気」といったところも、試合を通じてそれぞれが少しずつでも体感し身につけていってくれるのだと思います。今は全てが学ぶ機会です。
具合が悪くなった子に代わり交代で入った子がいきなり全力スプリントで自陣に戻り一番危ないところをカバーして防いだシーン。
こういう姿も、まさにフットボーラーとしての「心持ち、心意気」といったところですね。あのシーンは本当に感動した。
この日は九州を代表するクラブとの試合で、この18日後には日本一のチーム(藤枝順心高)との対戦も。
立ち上げたばかりのクラブなのにかなりぶっ飛んだマッチメイクをしてしまっていますが、せっかくサッカーをするのならば、高いレベルをなるべく早く肌で感じたほうがいい。基準がどういうところにあるかということを肌で体感できるとても貴重な機会。夏はそうした非日常をたくさん味わえる機会でもある。だからこそ、夏に選手は成長していける。
そして、こうして対戦してくれる相手がいるからこそ成長もできる。本当にありがたいことです。
これからも全国のいろんなチームと対戦して、交流して、仲良くなって、味方をたくさん増やしていきたいですね。
ヴィアマテラスの選手たちは皆アグレッシブで、暑い中でも緩まずに最後まで全力でプレーを続ける姿は見ていてとても気持ちの良いものでした。さすがに技術の素地も高いし、みんな明るくて人懐っこい選手ばかり。試合後、ネイルをしているうちの選手の周りに群がって「かわいいー」と目をキラキラさせてたのが印象的でした。今回だけでなく、また来てほしいなー。いや、うちが新富町(宮崎県)に行ってもいいのか。。
ヴィアマテラス宮崎の皆さん、本当にありがとうございました!