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東南アジア駐在:車通勤中何する? AudibleとPodcast のおすすめ
特に東南アジア駐在員あるあるだと思いますが、ドライバー付きの車通勤(自分では運転しない)で渋滞があるため、車内で過ごす時間が長いです。自分の場合、行きは0.5時間、帰りは1‐1.5時間の計1.5‐2時間。車内時間を快適に充実させることが、駐在Quality Of Life:QOLの向上に直結します。自分も人のブログなどを参考に試行錯誤していますが、現時点での自分なりの最適解をご紹介します。
自分は車の中で字を読んだり動画見たりすると酔うタイプ(結構損してる気がする!)なので、読書、仕事、NetflixはNGと言う制約を乗り越えた先には何がある、、?
Podcastを聞く
車中で文字が読めない⇒情報inputは「耳から」に限られます。
日本に居た時も家事する時などに映像が見れないので「耳だけ」傾ければいいPodcastを流していましたが、インドネシアでも継続しております。更に時間があるのでいろいろ聞いてます。あまり真面目に考えず、聞き流し程度に軽く聞いています。
普段聞いている番組をご紹介します。大別してニュース系と語学系です。
Podcastおすすめ①BBC Global News Podcast
国際情勢の把握と英語力UP&維持に最適で一石二鳥。ニュース系と語学系要求を両方を一気に満たして優秀。自分は恐らく10年以上リスニング継続しています(いつ始めたか覚えてない笑)。もう日本のニュースよりこっちから情報得ている。内容は1日に2回updateされ、1回あたり30分程度。行きはほぼこちら聞いて終わり。英国視点なので日本では報道されないようなこともカバーされており大変興味深いです。駐在先の同僚とは共通の話題が少ないため毎日国際情勢の話ばかりしてますが笑、主な情報源はこちらです。
Podcastおすすめ②BBC Learning Englishシリーズ
※他にもたくさんシリーズがあるので興味があれば検索してみてください。
語学系。1‐6分程度の短いプログラムでいくつかテーマに沿ったシリーズが別建てであります。例えば上に挙げた例だと、Vocabulary特化、総合、ニュースに出てくる語彙や表現など特化、など。BBCも意識して軽く作っていると思うので、1回当たり非常に短くサクサク行けますので、いつも何となく軽く聞き流しています。英語の勉強を始めて25年くらい経ってると思いますが、日々勉強です。英語だけは嫌にならずにずーーーーと学習継続できています。仕事で絶対に必要だからね。。ちなみに職場は米国大卒者、外国人も複数おり英語Onlyです(インドネシア語も使わない)。
Podcastおすすめ③CNN Indonesia
最後まで語学系!!!! まだあまりインドネシア語が分からないのでどのような目的で内容なのかがイマイチ分からないですが、CNNだし恐らく時事関連でしょう笑。1日3回ぐらい更新で1回当たり8⁻30分です。なぜ分からないのに聞くかと言うと、勉強のためです。
①習った単語が聞き取れると嬉しい、反復練習から定着に至る
②そんな単語数が増えてくる
③だんだん文章の意味も分かるようになる
④全部、分かる
みたいな(期待)。英語もスペイン語もまだままならない時からニュースを聞き流していたので、わたしなりの語学学習法の一環です!かなり無駄が多いのでタイパとか意識する人は無理笑。でも通勤の車内暇だからさ!!!
何と、Podcastではほぼ語学しか聞いてない笑。
でも学習学習じゃ疲れちゃうので次のAudibleで適宜娯楽を。
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Audibleを聞く
「本や小説が読めないなら聞けばよくない?」てことで、日本では全く検討もしなかった朗読してくれるサービスを求めてAudibleを試してみました。実はわたし大学卒業以来、通学⇒通勤に費やす時間が短縮されたことやスマホやコンテンツの発達からほぼ全く本を読んでこなかったのですが、今は車中暇なので小説など読みまくって(聞きまくって)います。
Audible、自分に合うかな?大丈夫かな?と最初は疑心暗鬼でしたが、実際試してみると「耳から情報を得る」以上の読書体験がありました!!そして、読み上げてくれるのは楽ですね。聞くより読む方が能動的でエネルギー使うと言うか、読むより省力な気がします笑。新鮮な「読書」体験、紙の媒体読むのとは違う点に関し気づいたことを自分なりにまとめました:
紙媒体と違う点①漢字表記
日本語の文章は「ひらがな・カタカナ・漢字」から成りますが、漢字は表意文字なので実は音から得られる情報以上の情報量が含まれています。Audibleだと特にそのことを実感するのですよ。。
その最たるものは「日本人や中国人の人名・地名」。音からしか入ってこないので、適当に頭の中でそれっぽい漢字を当てがっています。でも中国人はほぼ無理!!後からあらすじ解説などを検索して答え合わせしていますが、そんな字書くのかー!!と言う発見があります。作者の方でも意図があってその漢字人名選んだりしていると思うので、その部分で意図が汲めなかったり印象が異なったりすることあり、音だけで情報を得る限界を感じると同時に「漢字文化てなんて豊かなんだろう」と再確認する機会になりました。
紙媒体と違う点②朗読者
朗読サービスは、当然朗読する人がいます。実は結構「誰が読むのか」で印象が大分変わって来る気がします。。。性別・声質・トーン・緩急・ストーリーとの相性など。しかしAudibleにある作品は大体キャスティング最高なんです。「臨場感あってどんどん朗読に引き込まれるー!」とか「この声とストーリーの雰囲気マッチするー」とか、ある種ラジオドラマ的にもなり自分で読む以上の体験が得られます!
一方で、極たまに「ちょっと違和感。。」な作品もあります。例えば、女性筆者のエッセーを男性が読むのはコレジャナイ感、、、「この朗読者やたらテンション高すぎない?」みたいなのも。人の感性はそれぞれなので、はまる人にはハマるのかな?
また、最近はAIによる自動読み上げ(デジタルボイス)も増えているのですが、わたしは正直全然頭に入ってこないので、絶対に「人による朗読」を選んでいます。感情を含んだ微妙な緩急の付け方とかアクセントとかは、まだAI追いついてないです。本当に微妙な機微だとは思うのですが、こうゆうところも朗読者の職人技と言うか、細部まで大切なんですね。
紙媒体と違う点③ビジュアル(図、写真、グラフ)
「耳から」情報しかないので、図とか写真とかを多用したり重要な意味を持つ書籍はAudibleには向いてないです笑!Audible側でも対策として一応付属PDFデータとかで補ってるけど、いちいち見に行かないよね。。(すみません、ズボラなので。。)。てことでビジュアルデータが重要になってくるコンテンツはAudibleに不向きですね。
そんな特徴を持ったサービスと言うことを踏まえ、いろいろ聞いてきましたが、今まで聞いてきた中でよかったものを挙げてみます!紙媒体と同じく面白くなければ聞いてられないので、日々面白いものを探しています
Audibleおすすめ①火車
火車初めてAudibleで読んだ作品。ミステリーの追跡がテンポよくついつい引き込まれ、Audibleいいじゃん?となったきかっけ。小説の中には時代の空気も封じ込めてられていたので、当時(90年代前半?)の価値観なども今と異なり興味深かった。
Audibleおすすめ②ザリガニの鳴くところ
聞いているうちに目を閉じると美しく豊かな南部アメリカの湿地帯の情景が目の前に広がるような表現力溢れる自然描写が秀逸。それとは裏腹に厳しい住環境と偏見の目に晒される湿地での生活と主人公の孤独、人恋しさ。。ミステリー要素も含み、どんどん引き込まれる。とにかく美しい、そして厳しい湿地帯。
Audibleおすすめ③イラク水滸伝
イラク水滸伝:「ザリガニの鳴くところ」の後に読むと良い感じ。ノンフィクション作家の高野秀行によるイラク湿地帯のルポタージュ。湿地帯て洋の東西の時代を問わず住環境の厳しさや地形の複雑さ&アクセスしにくさからちょっと訳ありの人が住む場所であり、隠れ家でもあるんだな、と言うことが良く分かる笑。さすが目の付け所が高野秀行、よくこんな場所見付けたな!(わたしは高野秀行大好きで他の作品も結構読んでます)。
そして全て耳からの情報だったのですが、つい後からGoogle Mapで該当地域を検索してしまってびっくり。朗読をもとに自分の脳内で作り上げたイメージそのままの景色、家!文筆家の叙述の正確さ、読者の想像力を正確にかきたてるプロフェッショナルな技術には脱帽です!!
Audibleおすすめ④三体
自分SFは全く読まないけど「三体」はNetflixで見て続きが待ちきれずについAudibleで笑。Netflix版はグローバル市場用にかなり原作を編集してるため(それはそれで頑張ってて面白い)基本的には別もの。三部作でそれなりに長いが怒涛の展開の嵐、最後まで度肝抜かれてすごすぎる。。他に類を見ない圧倒的なスケール観。淡々としているようで盛り上げるところは盛り上げる朗読もよし。中国人や宇宙艦船の名前が音だけなので漢字イメージできないところが難点笑。ジャンベイハン章北海とかドンファンイエンスー東方延緒とか、、ストーリーの本質とは関係ないけど、やっぱ漢字イメージできるのとできないのは違う。。気がする!
Audibleおすすめ⑤池上彰の世界の見方シリーズ
「どうせ一般大衆向けに分かりやすく単純化して浅い内容なんだろ」とか思って舐めていましたが、すみません。自分いろいろなことを知りませんでした!笑。各地域別に刊行されていますので、自分の知識の復習に加えて、新たな知識、視点の習得が期待でき、その地域への理解度&解析度が深まります。本の性質上、1つの出来事を深く掘り下げるよりはサラッと軽くいろいろな出来事を流していくので、もし興味が湧いたり深掘りしたい事象があれば、後は自分で調べるなりすれば良いのです。なのでとっかかりには最適!小説ばかりだと疲れてしますので、事実ベースの軽いかつ勉強になりそうな読み物も挟んで緩急取るとAudible生活も飽きません!笑
Audibleおすすめ⑥土葬の村
ほんのつい最近(10‐15年くらい前)までまだ地方の山間部などでは現役の習俗だったなんて知らなかった、土葬。各地域に伝わる葬送観について、またそれが廃れた理由についても書かれており、非常に興味深かった。失われつつある文化の記録であり「日本はほぼ火葬」というエセ伝統イメージを打ち砕きます。多分紙媒体では写真や図やイメージ豊富なんだろうな、と笑。そこはイマジネーションで、、(アプリ上で補足資料が公開されている場合もあります)
ぼちぼちAudible書評もupしていこうと思います!
ストレッチ
PodcastやAudible聞きながら身体は持て余し気味なので狭い車内でできることと言えばストレッチですね!ほぼ毎日ストレッチしてても柔軟になった気はしないですが、暇だし手持無沙汰だし悪いことないだろうから日々柔軟に励んでいます!
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以上、今のところ車内活動はこんな感じですが、もっと良い方法はないか?を日々探っていますので、みなさまもなにかおススメあれば教えてください!
Sampai Jumpa!!