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写真による施設紹介 その6 〜JAXA宇宙科学探査交流棟 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
望外の出会いもアリで
相模原詣での夢を叶えた
という話。
経緯
宇宙科学探査交流棟は、日本の航空宇宙の進歩の縮図をリアリティを以て伝承してくれています。
そこでの素敵な出会いのお話2つ。
津田さんと…
小関さん
そして私の印象”に残った展示。宇宙を知る上で最も大切なのはスケール感という話。
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今回は緩い感じでの写真による施設紹介を。
JAXAの宇宙開発の歴史年表。東京大学の糸川教授のペンシルロケットから始まる宇宙開発を動画、実物、レプリカを通じて俯瞰できます。書籍だとどうしても細切れになってしまいますが、充分なスペースを取って有るので全体感を理解するにはとても有効です。
派手でメディアに乗りやすい惑星探査や、人工衛星運搬以外にもマニアックな地球観測衛星や大気球なんてのも俯瞰できます。
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書籍ではできない全体像の把握が可能
小惑星の表面着陸時に先行して表面に落とされるターゲットマーカー。これを局所的な位置情報の原点として利用し、地球からの遠隔制御無しで自律的に着陸することができます。
スマホのストロボを強制発光させて撮影するとターゲットマーカーの機能が良く理解できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1721343783595-LYRZhXM2kz.jpg?width=1200)
スマートフォンのストロボを強制発光して撮影すると
こんな感じで…
一寸一息
館内で運が良ければ貰えるステッカーです。渋い…
![](https://assets.st-note.com/img/1721343782428-AcZJckSdgD.jpg?width=1200)
渋い…
実験棟見学ツアーの見どころ
実験棟見学ツアーとは、キャンパス内にある大型室内実験施設「宇宙探査実験棟」を見学するツアーです。地上の砂丘などの砂は、風雨などのの影響で角が丸くなっています。しかし、風雨の無い惑星表面では砂の表面は鋭利なままです。ですからその形状に合わせたケイ砂を使い惑星表面なを再現しています。
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その形状に合わせたケイ砂を使い惑星表面なを再現
惑星表面を想定していますが、一般的な宇宙服は地球では200Kg程度の重さがありますので、ここで宇宙服を着用して何かすることは基本的にありません(笑)
惑星表面での作業を担うロボットの試作機です。子供の頃遊んだ模型の感じですが、大の大人が大真面目になって制作しています。
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子供の頃遊んだ模型の感じですが、
大の大人が大真面目になって制作中
左側のロボットの全体像です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721343782456-zHAyc1uZp1.jpg?width=1200)
実験棟見学ツアーの見どころでした。
ロケットの電子部品の進化も面白いです。
順当に真空管、トランジスタ、
![](https://assets.st-note.com/img/1721343782609-nIO4UAucmE.jpg?width=1200)
集積回路と進化しています。当然宇宙空間で使用するグレードの高価な部品を使用していますが…
最近ははやぶさ2のプロジェクトマネージャーの津田さんの恩師、東京大学の中須賀教授の超小型人工衛星”ほどよし“の様に、民生用の電子部品を使われているものも出始めました。
惑星探査ロケットや人工衛星運搬ロケットが派手で目が行きがちですが、
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少しだけマニアックな話題も…
地球観測用ロケットというのも地味に多数打ち上げられています。主に石川島播磨重工業さんが担当されていますが、発射実績は断トツです。
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地味に多数打ち上げられています。
地味にという話だと、無重力状態で線香花火が如何に燃焼するかを真面目に研究しています。
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また実験の成功を祈ってお守りを搭載するというおちゃめな装置も(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1721343783963-c4J59aVvQ5.jpg?width=1200)
お守りを搭載するというおちゃめな装置も(笑)
観測用にはロケットだけではなく大気球なんてのも使われています。
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大気球なんてのも使われています。
ということで、私流の視点での写真による施設紹介をさせて頂きました。