米国の子供の予防接種は凄かった ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること
アメリカのカリフォルニア州サンタ・クララ郡、所謂シリコンバレーに家族と駐在していた時、現地の医師に驚かれた話。
時は1991年。バブル末期。新規事業ための技術開発と技術移管を目的に駐在していました。当時、会社の駐在員事務所は、ワシントンとヒューストンにしかなく、現地サンノゼに駐在員事務所が新設されました。人事も慣れていなく、私たち同様立ち上げに苦労していました。
家などの手配も済み、家族も一ヶ月遅れで現地入りし、駐在生活がスタートしました。当時子供は2歳でした。主治医を選び面談。母子手帳を確認され医師に驚かれました。現地で義務付けされている接種を殆ど受けて居ないことが分かったのです。
当時、新設駐在事務所の人事も不慣れで、新規駐在員に予防接種の網羅性確認ができていなかったようでした。
結局まだ2歳にもかかわらず、3種類もの予防接種を追加で受けました。予防医療が充実しているので、まともに予防接種を受けていれば、多少熱が出ても重篤化の心配をそれ程しなくて良いという状況ができていると理解しました。
流石アメリカ。
感心すること頻り。
ご参考
因みに、日本で未実施な予防接種には、以下の様なものがあるようです。
A・C・Y・W-135群髄膜炎菌感染症
A型肝炎
インフルエンザ
流行性耳下腺炎(ムンプス)
ロタウイルスによる感染性胃腸炎
逆に、米国で未実施な予防接種には、以下の様なものがあるようです。
結核(BCG)
日本脳炎
米国の予防接種の最新情報は、以下をご参考になさると良いかと思います。
蛇足
ある日のこと。子供が熱を出し吾妹が医者に行くと、海外の学会に出席していて不在の為、帰国後に来てくれとのこと。決して医師が発熱を軽視してるわけでは無いのてすが、
違和感。
結局、熱も大分収まった頃受診。確かに市販薬のみで治癒する程度でした。予防接種を受けていれば、熱が出ても重篤化の心配をそれ程しなくて良いという状況ができているのだなぁと再度感心した次第。