冒頭の10ページが勝負②
シェイクスピアはオープニングの達人
シェイクスピアの作品の冒頭10ページを簡潔に要約します。作品ごとに内容は異なりますが、以下は代表的なものの要約です。
1. 『ハムレット』
デンマークのエルシノア城で、兵士たちが王ハムレットの幽霊を目撃し、不安を抱く。新しい王クローディアスは、先王の死後すぐに王位を継ぎ、未亡人ガートルードと結婚。王子ハムレットは、父の死と母の再婚に深い悩みを抱え、悲しみに沈んでいる。
2. 『ロミオとジュリエット』
ヴェローナの街では、モンタギュー家とキャピュレット家の従者たちがいさかいを起こし、喧嘩が勃発。プリンス・エスカラスが両家に争いをやめるよう命じる。ロミオはロザラインへの失恋に沈んでおり、友人ベンヴォーリオは彼を励まそうとする。
3. 『マクベス』
スコットランドの荒野で、マクベスとバンクォーが戦場からの帰還中に、3人の魔女と出会う。魔女たちはマクベスに「これから王になる」と予言し、バンクォーには「王の父となる」と告げる。彼らはこの予言に困惑しながらも野心を抱く。
4. 『オセロ』
イアーゴーとロダリーゴーが、オセロに対する不満を募らせ、オセロとデズデモーナの結婚を暴露しようと策略を立てる。イアーゴーはオセロを裏切る計画を進めるため、ヴィネチアの元老院にデズデモーナとの結婚のことを知らせる。
これらの冒頭は物語のテーマや登場人物の性格を明示し、作品全体の展開に繋がっていく重要な部分です。
巨匠は、オープニングから素晴らしい。壮大なストーリー展開と進行でいきなり冒頭からのめり込むシークエンスになってます。
そのあとが気になりそうな魅力を放ってます。
わたしが執筆した「キラーアイドル」は、ショーシャンク方式になってます。実は、まだ未完成の作品です。
ショーシャンク方式とは、わたしが勝手につけた法則のことで、スティーブン•キング氏の名作からつけてます。
この作品に足りない部分は第二幕の後半の部分がスッポリと抜け落ちてる部分にあります。
第二幕の対峙が抜け落ちています。W理論によると2回目の挫折を描いて、立ち直らせる必要があります。