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【企業分析】株式会社カプコン(9697) 「モンハン」の発売 や 大阪・関西万博にも出展 ちょこっと先取り!?

こんにちは!

本日は、株式会社カプコン(9697)  を紹介します。

ゲーム好きなら知っていると思いますが、2月28日に「モンスターハンターワイルズ」が発売されます。今回は、「モンハン」が発売する前にカプコンのことについて調べてみようと思います。

ちなみに「モンスターハンター」シリーズは、友達と協力して強大なモンスターに挑む協力型のゲームです。
今回は、「Steam(PC)」、「PS5」、「Xbox Series X|S」のプラットフォームの垣根を超え、オンラインマルチプレイを楽しむことができることが話題になっています。



■カプコンってどんな会社

株式会社カプコンは、家庭用テレビゲームソフト、オンラインゲーム、モバイルコンテンツおよびアミューズメント機器等の企画、開発、製造、販売、配信ならびにアミューズメント施設の運営を行っています。
主力のゲームでは「バイオハザード」や「ストリートファイター」、「モンスターハンター」などアクション系のゲームを中心に開発・販売をしているのが特徴です。

■事業内容

■事業全体の売上

 (24年3月期)
 売上高:152,410百万円
 営業利益率:37.45%

①デジタルコンテンツ事業

コンシューマおよびPC向けゲームとダウンロードコンテンツの開発・販売を行っています。

デジタルコンテンツ事業の売上高と営業利益率(引用:カプコンHP)

 (24年3月期)
 売り上げ構成比:78.6%
 売上高:119,841百万円
 営業利益率:49.9%

✅ここがポイント!
「ストリートファイター6」の反動もあり、直近の決算は減収減益。
新作の「モンスターハンターワイルズ」で盛り返しなるか?
ゲームの売上が全体の8割を占めているので、新作の「モンスターハンターワイルズ」の売上に会社の業績に大きく左右します。

②アミューズメント施設事業

カプセルトレイを取り扱った「CAPSULE LAB(カプセルラボ)」などを運営しています。

アミューズメント施設事業の売上高と営業利益率(引用:カプコンHP)

 (24年3月期)
 売り上げ構成比:12.7%
 売上高:19,343百万円
 営業利益率:9.7%

✅ここがポイント!
インバウンド需要により、売り上げが好調。

③アミューズメント機器事業

遊技機向け筐体および液晶表示基板、ソフトウェアを開発・製造・販売を行っています。
わかりやすくいうと、パチスロ機などを販売してます。

アミューズメント機器事業の売上高と営業利益率(引用:カプコンHP)

 (24年3月期)
 売り上げ構成比:5.9%
 売上高:9,020百万円
 営業利益率:45.6%

④その他事業

映画化やアニメ化、音楽CD・キャラクターグッズなどを展開するライセンスビジネスに加えて、eスポーツビジネスにも注力しています。

その他事業の売上高と営業利益率(引用:カプコンHP)

 (24年3月期)
 売り上げ構成比:2.8%
 売上高:4,204百万円
 営業利益率:21.0%


■業績

売上高と営業利益の推移は以下のようになっています。

売上高と営業利益の推移

■チャート

月足の10年チャートを示します。
 ・長期的には右肩上がり。
 ・短期的には大きく上げ下げもあり

10年チャート

■国内・海外販売比率

海外の売上は83%です。どれだけ海外で受け入れられるかがポイントです。

国内・海外販売比率(引用:カプコンHP)

■販売本数ランキング

1~10位までの販売本数ランキングです。「モンスターハンター」と「バイオハザード」のシリーズが10位までを占めています。
新作の「モンスターハンター・ワイルズ」の注目度が高いので、この順位は変わるかもしれませんね。

販売本数ランキング(引用:カプコンHP)

■主なゲームタイトル

「バイオハザード」シリーズ
・「ストリートファイター」シリーズ
・「モンスターハンター」シリーズ
・「ロックマン」シリーズ
・「デビル メイ クライ」シリーズ
・「ドラゴンズドグマ」シリーズ
・「逆転裁判」シリーズ
・「戦国BASARA」シリーズ
・「ロスト プラネット」シリーズ など


■大阪・関西万博に出展

実はカプコンは大阪・関西万博に出展するんです!!知っていましたか?

HPには「専用のARデバイスを装着し、360度シアター、イマーシブサウンド、床振動と、すべてが融合した体験型コンテンツをお楽しみいただけます。」とありました。

未来のゲームはどんどん体験型のゲームになっていくのですね。
私はあんまり大阪・関西万博に興味はないですが、どんな感じなのか気になっています。


■まとめ

・ゲームの販売が8割を占める。
・高い利益率(全体の営業利益率 37.45%)
・海外売上比率 83%
・販売本数ランキングでは「モンスターハンター」と「バイオハザード」が10位までを占める。
・大阪・関西万博にも出展


■ひとこと

今回は、「モンハン」が発売される前にカプコンという会社を取り上げてみました。いかがだったでしょうか?
売上高が右肩上がりで、営業利益率も高い優良企業でした。
今回の分析で「モンハン」はカプコンの中でも重要な位置づけであることがわかると思います。
ある程度株価には織り込まれているとは思いますが、想定以上に売れた場合株価の上昇余地もあるかと思います。
なにせ普段ゲームをしない私ですが、「PS5」と「モンハン」がセットになっている同梱版を予約してしまいました。
久しぶりに「モンハン」をやりたくなる人もいるのではないでしょうか?
ゲームをやらない人も「モンハン」の売上に注視してみては?


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