服と人生
前回洋服と私について少しだけ書きました。
最初のアルバイト(倉庫作業)で買った服は、コムデギャルソンの長袖のTシャツ。
最近はTシャツやポロシャツシャツも買いますが、改めて今のアーカイブを10年後20年後に楽しめるようにとしてコートやスーツの類、あるいはセーターなども買います。
普通のサラリーマン平社員がいつまでこんなことができるのかわかりません。
自分自身にいつまでそういう欲望があるか分かりません。
初めてギャルソンのTシャツを買ってから41年ぐらい経ちますがほとんど
「あの感覚」は変わっていないのも事実です。
過去の40年を振り返ってみると、良いことも悪いこともたくさんありました。服に対して失礼なことをしたこともたくさんあります。今もいくつか丁寧に自分自身やファッションについて向かい合えてといるか言うと、わからないことがあります。
先日あるファッション関係の作家、ラグジュアリーを得意とする人の話を聞きに行ってきました。そこにいた人とも何人か顔合わせましたが、どちらかと言うとラグジュアリーブランドとブランディングについて語っておられました。
私はそこにはあまり興味がない。興味の対象はもう少しデザインと意味についてになります。ブランドを作る企業的な立ち位置、マーケティングな立ち位置の人たちには面白いかもしれませんが消費者としての視点からは少し違うかな。私の興味としては川久保玲と言うデザイナー個人のブランディングのさせ方と少し違うと感じました。
ブランディングソロモンは非常に面白い。ビジネスの根幹をなすものの1つであるとはよく理解して、ただ作り手の気持ちが入り込んだコムデギャルソンと言う会社においては、一般的な他のブランドの成り立ちとは大きく違うブランドの歴史がある。
その特殊性をどこまで言語化して、歴史的な事実関係を再構成するかと言うことが非常に興味があるところであります。