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絵カードは最高の見通しに
息子は口腔福祉センターに2ヶ月に1度 お口のクリーニングに通っています。
最初、全身麻酔をかけられた時の記憶が蘇ったのか、すごく嫌そうにしていました。
先生が登場。
その時に母は「びっくり!!&感動」したのです。
なぜなら、移動できるホワイトボードに治療工程が全て絵カードになって、貼られていたからです。
「今日はお口のお掃除しようねー」から始まり、工程を一つ一つ読み上げる先生。
それに合わせて息子は絵カードにトントンッってノックするかのように確認しているような。
最後の工程まで確認したら、先生に大人しくついて行きました。
え?!こんなにスムーズに?!
それより、ここの歯医者さんすごい!!
絵カードを用意してくれてるなんて!!
その時は、そう思うだけでした。
新しい機械を使ってお掃除するときは、その機械を使っている絵カードを見せてくれて、お掃除の幅が広がっていました。
最大の難関が「レントゲン」でした。
先生曰く。
「一度レントゲンを撮りたいんです。歯の数を確認したいのと、親知らずがあるかどうかも見ておきたいし」と。
顔の周りをぐるっと一周する画期的なレントゲン(笑)
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撮るのが難しい理由が2つ。
一人で部屋にいないといけない。
その部屋に入るのを嫌がって走って逃げる。
歯医者さんに通うたびに、撮れなくていいからレントゲン室に何回も足を運ぶことにしました。
徐々に機械に近ずく戦法。
いよいよ、機械にタッチできるまでになりました。
そして、撮影!!
動かずに撮影が無事終わりホッと一息ついていたら、先生からのお言葉。
お母さん!!
親知らず全く無かったですよ!!
うぉー!!!良かったー!!ヽ(;▽;)ノ
あったとしたら、抜くのに何回全身麻酔せなあかんかったか。
考えるだけでも恐ろしい。
最初の虫歯治療から5年が経ち。
今では絵カードを見なくてもクリーニングを受けられるように。
虫歯は、あれ以来できていません。
先日、初めてクリーニングしている姿を離れたところからじっくり見れる機会があった。
ちゃんと寝転んでお口のクリーニング。
色々な機器がお口の中に入っていっても微動だにせず。
そして、起き上がって口をゆすいだら、また自分から寝転がって…。
その姿を見ていたら、目に涙が滲んできて、一人受付付近でウルウル感動している怪しい人に(笑)
何事も「できない」って決めつけたらあかんなーって思ったし、絵カードを支えに新しいことを受け入れて身につけていく姿を見て「絵カード療育」の有効性を改めて実感しました。