46.日本が独立・自尊の国になるためにー有名人の「気づき」
憲法改正論で有名な人の講演会を聴いた。
(かの有名人は、自公の与党が3分の2を大幅に割り、過半数にも届かない事態に呆然としたかのように見えたのは僻目か?)
そして言った。「現行憲法は無効なので、国会で無効を決議をすれば良いんです」。
国会決議もいらない。法的には「無効はどこまで行っても無効」なのである。(それならば最初からそう言えば良いのでないか)というのが、筆者(クリエーター)の意見。
(人間の意識はなかなか切羽詰まらないと他の意見が出てこない見本か、又はこの人が狸だったのかは知れないが)。
一番の問題は、国民がしっかりと「戦後レジーム」すなわち、55年体制は終わったんだ、と認識し、新しい世界秩序を日本が作るんだ、という意気込みを持つことだ。
かの有名人は、社会的影響が大きいのだから、「現行憲法=マッカーサー憲法」は無効である、という世論を形成するに力を尽くすことが国益にかなう。
一方、これからアメリカは日本に対して、種々の要求をしてくるに違いありません。
その時「現行憲法=マッカーサー憲法」があるのだから云々……と自国(日本)に都合の良い様に使えばよい。
他方、いわゆる憲法改正論には、「9条墨守論」を初めてとして、戦争に敗けてできた体制に寄生して利益を得ている勢力もあります。日本の軍事力が少ない方が良い国もあります。それら外国の勢力につけ入られないようにすることは大事な国策です。
「55年体制」が崩れたのですから、新・憲法典をどのようにして制定するかに問題は移っているのです。
ゆっくりじっくり、何年もかけて国民から政党から「案」をたくさん出してもらって、国民の合意は得てゆけば、良いのです。
憲法は必ずしも「明文」である必要はありません。
かの有名人のように「国会で無効を決議するまで」、「無効、無効」、と言ってまず「国連憲章から敵国条項の削除」を求むる外交交渉をすれば良いのです。
(つづく)
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![伊藤博峰](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158292908/profile_e7dda3d1016dd252f496180bdbfcb16f.png?width=600&crop=1:1,smart)