47.日本国が独立・自尊の国になるためにー国民の気づき
憲法第9条2項は「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と規定しています。
自衛隊は「陸海空軍その他の戦力」にあたるのでしょうか?
装備も人員もれっきとした「軍隊」です。素直に読めば、そうなるでしょうが、実際の政治においては、そう解釈しては実務と明文が離れてしまい困ることが多々生じます。
だから自衛隊は合憲であるとして、種々の解釈がなされてきました。
自民党は過半数を割りましたが、まだ憲法改正を諦めていません。日本国のために見上げたものです。小野寺五典自民党政調会長が憲法改正推進派の会合に出席し9条2項の改正の必要性に言及した、と新聞記事にあります。
有名人も気づきます(前項46.参照)法的に「現行憲法は無効である」という事実を。
一介の国民である筆者(クリエーター)も気づきます。
日本は「和」の世界であり、白黒をはっきりとつける二元対立の社会ではありません。
だから大上段に振りかぶって、「憲法改正是か否か」、「憲法は無効かそうでないか」等々と二択で考えずに不都合な部分を改正してしまえばよいのです。
自衛隊の存在は、どう見ても9条2項に抵触するのではないかという解釈が成り立ちます。それを逃れるために色々と屁理屈をつけなければならないのが、現行憲法の解釈論です。
したがって自民党は自衛隊の存在を認めさせるために9条2項の削除と交換に、過半数を占める野党に彼らの賛成できる法案、例えば消費税の廃止か又は一定期間を限っての3~5%への減税を提案するのです。
両法案とも全国会議員の3分の2の賛成を得るのは確実だと思います。
必ず反対する人及び政党が出て来ますから、今はやりのSNSで大いに議論してもらえば良いのです。国会議員が議論に加わるのも結構ではないですか。国会議員は党議拘束なしで堂々と自己の意見を開陳するのです。
これこそが日本人が得意とするなし崩し的に制度を変えてしまう妙案ではないでしょうか?
「憲法典」なんて、西欧列強に追いつき追い越そうとして制定したもので、明治22年までなかったのですから。
それと国連憲章からの「敵国条項を削除」することです。(つづく)
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