書けるnote勉強会に参加したライターがnoteが書けない理由と向き合ってみた
今日は愛知県瀬戸市の本・ひとしずくさんで開催された「書けるnote勉強会」に参加した。
こちらは「パーソナル編集者」として活動されていて、noteでもお仕事されていたみずのけいすけさんが全国で開催されている勉強会。
私はフリーランスのライターとして、イベントレポートを書いたり、企業ホームページのコピーを書いたり、インタビューしたり、書くことを生業としている。
にも関わらず、
自分のnoteがなかなか書けない。
なぜなのか?
今日はその原因について、帰りの電車に揺られる1時間で向き合ってみようと思う。
同じように書けなかったみなさんも書けるようになったコツがあればぜひXのリプライで教えてください…!
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文章を書くのはきらいじゃない
まず、前提として、私は文章を書くことそのものは苦手ではない。
「良い文章」が何かはシチュエーションによっても違うと思うので質の話は置いておいて、書くことそのものが何も出てこないということはまずない。
むしろ、気づいたら1000文字、2000文字を超えていることは普通にある。
なので、そもそも書くのが苦手だから書けない、という問題ではなく「更新を続けることが苦手」という前提で、なぜ続けられないかを考えてみたい。
習慣化できない理由は自分への言い訳
「セルフプロジェクトとして〆切に追われていないnoteを書き続けるには?」と質問した私。
みずのさんの解答を聞いて、そうか!と思ったのは「やる気スイッチは人それぞれ」というお話だった。
例えば、お気に入りのカフェに行ったら必ず書く、とか。
私は昔から習慣化があまり得意ではない。
あれこれ意気込んで始めるが、続かないことがコンプレックスでもあった。
ちなみに計画を立てることは好きで、夏休みの初日は計画表を必ずつくるが、その通りに過ごせた日はほとんどない。
実現が大変な立派な計画表を作り込んで、計画倒れしてしまうタイプの子供だった。
そして、忙しい(あるいは疲れている)ことを言い訳にしてしまう。
よく時間は作るものだと言われるけれど、仕事の原稿(クライアントワークの〆切)が迫っていると、誰にも追われないセルフプロジェクトの優先順位はがくーっと下がっていく。
もし仮に、その日できなかったとしてもまた再開すればいいだけの話だけど、じゃあなんでそれをしないの??というところの仮説がこちら。
中途半端な完璧主義という呪縛
ちゃんとしたものを完成させよう
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リソースを想定する
↓
自分で決めたタスクの重さにげんなりする
↓
今日やるには重いな…
↓
やらない
このループ。
じゃあ翌日以降にやるかというと、昨日やれなかったからいいや、とやる気が萎んでしまう。
結局のところ、夏休みの宿題と同じでやらなかったら誰かに怒られるとか、仕事で大迷惑がかかる、というある種の強制力が働かないとなかなかやる気スイッチに繋がらないという課題と改めて向き合うことになった。
まだまだ出てきた言い訳にしているやらない理由
中途半端な記事を出したくない
やりたい→やらなきゃになって嫌気がさす
外部の強制力が働かないとやれない
なんのためにやるのか?を見いだせない
PCでないと書く気が起きない
無意識にPCの前に座ることを避けている
ダメな自分を取り繕おうとする
…ざっと思いついただけでもこれくらいある。
そして、書き出してみて、わりと矛盾した感情に縛られていることに気がついた。
強制力がないと動けないくせに、やらなきゃいけないと思うと嫌になるし、長文はPCで書かねば!とか思っているくせに、仕事スイッチがオフになるとPCの前には座ろうとしない。
しかし、こうして電車に乗っている30分で構成がなくてもスマホで1300字くらいは書けているので、やらない理由は自分で自分にかけた単なる呪いなのかも、と思う。
ダメな自分を出す勇気
そして、ライターを名乗っているからには「ダメな自分をさらけ出すことはめちゃくちゃディスブランディングなんじゃないか??」と思って、ためらっていたことにも気がついた。
フリーランスとして名前を出して活動していく上で、怠惰な自分の側面を見せることにメリットがあるか?というと、よくない気がする。
でも(やるべき仕事はちゃんとしている前提で)意外と人となりが見えるのは取り繕った自分ではなく、誰かと悩みや迷いを共有できるようなエピソードなのでは?と思ってもいる。
そう思うようになったのは、これまで書いた記事の中で自分の失敗談が一番多くの人に読んでもらえたからだ。
↓8000字超えのnote
正直、これを出す前は怖かった。
でも、自分の痛みも思い切って書くことで過去として昇華できたなというすっきりした気持ちになった。
それに、もし自分が書いたものが誰かのいまの痛みに寄り添えているのならば、自分の経験をシェアしていくのも悪くはないのかもな、とも思えるようになった。
要は、自分が見栄っ張りで変な完璧主義を捨てられなくて、無意味な思い込みをして先に進めていなかった、ということなのかもしれない。
noteを無理なく続けるためにはじめたいこと
先に書いた「やる気スイッチは人それぞれ」について、私はまだ最適解を見つけられてはいない。
でも、電車の中で実際にnoteを書いてみて思ったのは「とりあえず書く」の効能のすごさだ。
自分の場合はエンジンがかかるのが遅いけれど、書くことそのものへの苦手意識はもともとない。
だから、一行でも書き始めたらこっちのものだ!という半ば思い込みのような自信を持ってみてもいいんじゃないか。
勝手に身構えて、勝手に自信喪失して、やる気を失うような思い込みをしないことが何より大事なのかもしれない。
そのためには続けられた!という成功体験を自信へと変えたい。
まずは、セルフプロジェクトのための時間をあらかじめスケジュールに入れることを今日から始めてみたいと思う。
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