心を揺さぶられる瞬間は、未だかつてない体験を得た時、恋愛、または自身の置かれている状況や境遇、過去の原体験などが重なり何らかの共感を得た時に起こりやすい。映画や音楽はその体験や事象とが重なり、より濃密に心に刻まれる。
スクリーンを前に寛ぎながら、湧き立つ摩訶不思議な体験や感情を揺さぶる嗜好に酔いしれるし職業柄自ずと美意識に影響を与えてくれるので映画が好きです。
素敵な作品は沢山ありますが、中でもお気に入りのセンス抜群、ハートを鷲掴みする視覚的映像美に優れた映画の魅力を紹介しつつ、デザイン視点との関わりを見ていこうと思います。
デザイン視点で見る映画
これらの作品には、映像美と構成、音楽やストーリーなどが逸した違和感に魅力があるように思う。映画の世界感をデザイン視点で捉えた場合、要素を置き換えてみると間接的に次のような関係性で置き換えることができます。
どれもなくてはならない要素であり、際立つポイントが作品やデザインそのもの自体の特徴や魅力が個性となって表現されていく。たとえばディズニー映画がどの作品を見ても一貫したオリジナリティを醸し出しているように、アイデンティティに魅了されて多くのファンを確立しているし、それは作品そのものに一貫したブランディングが形成されているとも言えます。
きっと私自身も好きな映画体験を、いつのまにかデザインの世界で体現しながら本質的魅力を形成させようとしているに違いありません。
Cover Design: Kurumi Fujiwara
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