子どもに身につけさせたい自活力について
自分の健康管理を他者に依存しないために
“子どもの自活力”という言葉から皆さまがイメージするものは何ですか?
子育ての期間における私たちの大事な役割の一つが、
「子どもが親元を離れて自活していくために必要なスキルを身に付ける手助けをすること」だと思っています。
では、自活のために必要なスキルとは何でしょう?
たくさんあると思いますが、
私がその中でも大事だと考えているスキルが、
自分が食べるものを選び、準備することができるスキル
だと思っています。(さらに農業など、食材そのものを作ることが出来たら最強)
食べることは生きること。
生きることは食べること。
自分の資本となる身体作りのため、
日々何を食べるべきなのかについて、しっかりと知識を持って選ぶことができ、そして作ることができることは、自活していく上で基本のスキルです。
ここの判断軸やスキルがないと、
自分の食を他人(や、企業が提供するものなど)に依存することになり、
他者に自分の健康をコントロールされてしまいます。
ですので私は、
子どもたちに自分の食べるものは自分のしっかりとした判断軸で選び、作ることが出来るスキルを身につけられるような手助けをしたいと思っています。
そのために今日から出来ること
最近は食材の定期宅配や、ネットスーパーを利用して購入するご家庭も多いと思いますが、
たまにでも良いので、
子どもとスーパーに行き、その日のご飯のメニューを考え、食材を選ぶところから一緒にやってみて頂くだけでも、学びはたくさんあると思っています。
お母さん、お父さんが日々どうやってその日のメニューを考え、
どういった基準で食材を選んでいるのかを、
実際に買い物をしながら子どもに伝えていくことは、
食というものに興味、関心を持つ重要なきっかけとなると思っています。
ネットスーパーだとしても、
ネット上で一緒に子どもと買い物をしても良いですね。
もちろん、そのためには私たち親自身も食について興味、関心、知識、そして食選びの判断軸を持っておくことが大切です。
そして日々の食材の買い物は子どもにとってその他の学びもたくさん得られるというメリットもありますね。
例えば小学生の社会で学ぶような、食材の産地、様々な食べ物の旬などは、定期的にスーパーに行くことで体験から学ぶことが出来ます。
たかがスーパーでの買い物、ではなく、子どもたちには学びがたくさんあります。
ぜひそんなことも意識しながら、子どもと一緒に買い物に行って色んな会話をしてみ頂くことをおすすめします。