見出し画像

子育ては、怒るよりも、受け入れる、受け止める

子どもの一言に込められた思いは?

例えば朝、保育園に行く時間が迫っている中、親としては早くご飯を食べて歯を磨いて着替えて欲しいなと思っている時に、

子どもがこんなことを言ったとします。

「ねぇ、ママ、僕は今〇〇はしたくない、まだ眠いからもう少し休んでたい」

それに対し、どんな言葉を返すと良いでしょうか。

親としては、もう時間もないし、

「それなら昨日もっと早く寝れば良かったでしょ!保育園に行く時間は決まってるんだから、早く準備しなさい!」

とつい怒ってしまうことがあるかもしれません。

そして後々になって、「ちょっと言い過ぎたかな・・・」と感じる。

気付くとそんなことを繰り返していた、ということは決して珍しいことではないと思います。

でも、

「ねぇ、ママ、僕は今〇〇はしたくない、まだ眠いからもう少し休んでたい」

の言葉に込められた子どもの思いにはどんなものがあるのかに意識を向けてみるとどうでしょうか。

「僕の気持ち、理解して!」

上記の一言には、もしかしたら下記のような子どもの心の中の思いが潜んでいるかもしれません。

・頑張って起きたけど、ちょっと身体が元気じゃないな。(→昨晩良く寝れていない?怖い夢でも見たのかな?)

・保育園に今日は行きたくないな・・・(→昨日保育園で何かあって行きたくない気分になってるのかな?)

・保育園には行くけれど、もう少しママと一緒にいたいな。(→昨日ママとあんまり遊べなかったから今日はもう少し遊びたいな。)

etc...

こんな思いを、上記の一言で一生懸命表現しようとしていたのかもしれません。

それが分かると、同じ一言でも、親の感じ方、返事の仕方も変わりませんか?

親に気持ちを受け止めてもらえると子どもは安心し、自己肯定感が上がる

子どもにとって、

特に幼少期は、

自分自身のことを受け止めて欲しい、理解して欲しいと思っている一番の相手は、親(あるいは一番の養育者)です。

その親に対して、頑張って自分の気持ちを、子どもなりの精一杯の表現の仕方で伝えた言葉が例えば上記の、

「ねぇ、ママ、僕は今〇〇はしたくない、まだ眠いからもう少し休んでたい」

だとしたら、

その気持ちを受け止めて欲しかった親に、

「どうして?どうしたの?」と話を聞いてもらえることもなく、「時間がないんだから早くしなさい!」と頭ごなしにただただ怒られてしまうだけだと、

自分の気持ちをきちんと理解してもらえなかった・・・悲しい、寂しいなと、自己肯定感が下がり、子どもは不安になります。

しかし逆に、親が、

「そうなのね、どうしたの?」と子どもの気持ちに関心を持ち、受け止める姿勢を見せると、子どもはとても安心します。

その安心が、子どもの自己肯定感の上昇につながるのです。

子育てをしていると、こういったシーンはよくあることだと思うのですが、

親が子どもを許せるような余裕を持ち、その気持に寄り添ってあげる。

この繰り返しが、子どもの自己肯定感を育んでいくと言われています。

とはいえ、私たち親も仕事や家事やその他様々なことに追われてなかなか気持ちに余裕が持てず、

ついつい子どもにイライラしてしまい、怒ってしまうことありますよね。

私も、特に離婚したばかりの時はそうでした。

親も完璧じゃないですし、そんなこともあると思います。

でもそんな自分を責めず、

子どもを通じて私たち自信も成長させてもらっているというこの素晴らしい機会に感謝し、

子育てを楽しんでいけると良いなと思っています。

いいなと思ったら応援しよう!