インスタグラムで反日教育の話をしたらWhatsappに中国語で警告が来た話
中国在住時にインスタグラムで中国育児生活を発信していました。政治的な発言などは一切しておらず、主に旅行と子供の学校生活の話をアップしていました。
中国を離れてからは更新していませんでした。
深センの事件を受けて、知人にDMで反日教育の現状について話しました。
投稿ではなく、DMです。
2日後、なぜかWhatsappに中国語の警告メッセージが来ました。
なぜWhatsappに?と思ったら、Whatsappもインスタグラムと同じMeta社のものだったんですね。
Meta傘下のソーシャルメディア
Facebook
Messenger
Instagram
Threads
Whatsapp
Workplace
私は中国を出る前にインスタグラムのアカウントをフォロワーしか見られないように鍵をかけました。
しかし当局によって監視検閲されていたようです。
Whatsappは夏休みにマレーシアに滞在していた時にインストールしました。中国在住時には使っていません。
中国による携帯アプリの監視検閲は本当の話です。
実は中国国内にいる時に警察に携帯を調べられたことがあります。
だからかもしれません。
中国に住民登録をしていたから、在中時にも使っていたインスタアカウントだったから監視されていたんだろうと思います。
中国に住んだことのない人がSNSで中国のことをあれこれ言っても多分大丈夫です。
当局が定めた敏感ワードはいくつもありますが、”反日教育”も該当することになったみたいですね。
今回政府が「反日教育は存在しない」と公に言ったので、「存在する」ということは政府に反する意見ということで、取締り対象ということです。
本当に恐ろしいです。
例え外国人であっても、すでに言論の自由は皆無です。
子をもつ親として、10歳の純真な子供が犠牲になったことに胸が痛くて、中国を知る大人としてできることをしたいと思いましたが、関わることはリスクでしかありませんね…
今回犠牲になった子の父親は商社マンで、日中友好の架け橋として長年中国で働いている方だったそうです。奥さんは日本に10年以上住んだことのある中国人で、お子さんは日本と中国どちらも祖国として「将来はパパみたいになりたい」と日中友好を願う子どもさんだったと、、、お父さんが上司に当てた手紙にありました。(Xで公開されています)
私も中国が好きで中国語をビジネスレベルまで習得して、日中友好を願っていた一人です。
現地の教育現場の実態を見たり、自分が攻撃されたりする前は、「日本人の中国に対する誤解を解きたい。悪いイメージを払拭したい」「中国の人にも本当の日本を知ってもらいたい」と本気で思っていたお花畑脳でした。
SNSを見ていると、過激な反中言論をしている人は逆に長年発信を継続できています。人民の強迫コメントも少ないです。
下手に「本当は仲良くしたい」という気持ちがある人、「自分も何かできることをしたい」と思っている人ほど、攻撃されます。
その隙が、弱い部分として狙われるのかしれません。
弱者を徹底的に狙うんです。
残念ですが、中国政治ネタはやっぱり発信できないし、事件の記事も少ししたら削除しようかと考えています。
いち民間人としては、自分と家族を守ることが最優先で、社会全体のことは政治家や影響力のある強い人たちが頑張ってくれるよう応援するしかありません。