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不登校からの親側の気付き
息子(現在小4)が不登校になって2年。現在は、朝だけ一緒に行き帰ってきます。
次男(現在2年生)も昨年2学期から不登校になり、兄と一緒に行っています。
でも性格がそれぞれ違うので、次男は次男のペースで進んでいってほしいなとも感じてます。
今回はお兄ちゃんのことで、最近感じたこと。
学校に行く行かないで、息子は葛藤し私も悩み続けてきました。行かないと決めてしまうと遠ざかるだけだし、行かなければと思い出すと苦しくなる。様子を見るのも大事だけど、何かアクションがないと変化は起きにくい。
性格的に葛藤を起こしやすく、不安感が強いタイプの子なので、調子の良い時はすっと行けるけれど、良くない時は玄関で立ち止まり葛藤が始まる。学校のカウンセラーさんと話し、ルーティンとして朝だけでも行くと良いという話になり、低学年のうちはあれこれ話して行ける日も多かったけれど、だんだん成長してきて、友達との関係など悩みが変化してきている様子。
朝のやり取りでもこちら側の消耗も激しく、このやり方はもう通じないと感じてきたけど、私自身の軸がどこにあるのかがはっきりせず、モヤモヤした日々が続いていた。
何か気付きがほしいと思い続けてきた中で、最近思ったことは、息子の存在そのものに感謝することをしてなかったのでは?という気付き。自分と似ていて不器用で友達の中に入っていくのが苦手、だけど、人から注目されたい。そんな自分の嫌いな部分の写し鏡の様な息子に対して、なんとかしなければ、なんとか普通に学校に通えないと、社会でやっていけないという意識的なマイナスからの視点→声掛け→行動のループ。
当たり前のことなのに、自分では中々気付けなかった。
最近、落ち着いてきた息子と、車の中で一緒に音楽を聴く様になって、息子がおすすめの曲と言ってMrs.Greenappleの「ライラック」をYouTubeで流してくれて、二人ではまっています。二人で歌う時、声が重なる時にへたくそでも心地よくて、こんな風に歌える時が来るとは思ってなかったからとても嬉しかったのです。
状況としてはあまり変わってないけれど、自分の意識が変わると捉え方が変わって、声の掛け方も変わっていき、結果息子も笑顔が増えてきました。
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リクエストで行った
大坂城
朝、学校に行く行かない問題も、本人が安心して決められる環境であることの方が、まず我が家には重要だと感じて息子の気持ちを受け止める器を拡げていきながら向き合っていこうと思います。
私は結果を重視してきて苦しくなったので、すべてはプロセスだと捉えるようになったら、悩みだと思っていたことが軽くなってきました。
この先があると思うと、失敗は失敗でなくなり、そうすると安心して取り組める。
不登校で悩む親御さんが少しでも心が軽くなり、心が安まりますように。