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ウチの子
![](https://assets.st-note.com/img/1695426580094-7Uu7L8xLBP.jpg?width=1200)
ウチの子はミケ、シロ、みかんの3匹。
写真の子はミケ。
みんな姉妹猫で、ノラ猫出身。
もう10歳だから、そろそろ、中年かな?
でも、基本的にはいつも、元気。
ミケはとにかく、よく食べる。
雑食で、おやつの選り好みもしない。
そんなミケがお盆の頃、吐いてばかり。
食べたぶんだけ、吐くし、おやつはあまり、食べない。
最初はただの夏バテだと思っていた。
でも、9月の頭にはなんだか元気がなくて、ぐったりしていた。
ある日、あんまりにもぐったりしてるから、猫なら、みんな大好きチュールをあげても、ノーリアクション。
猫飼いの人なら、チュールを食べないというのは心配になると思う。
私も心配で、病院に連れて行った。
診察室に入って、先生が触診。
「あれ?お腹にしこりが…」
お腹にしこり!?
その一言で、頭が真っ白に。
レントゲンを撮るからと診察室の外で待っていた。
たった5分だったけど、とにかく、落ち着かなかった。
前の日の夜、TikTokで推しにしていた配信が、なくなると知って、寝れなくて。
寝不足だったけど、もはや、それどころではない。
5分の間に色んなことを考えたり、祈ったり。
まず、すぐに治る病気であるようにと祈り。
もし、そうじゃなかったらと思ったけど、それは頭を振り払い、考えないようにした。
とんでもなく長い5分が終わって、呼ばれた。
ここからは食事中の方は読むのをお控えください。
「このレントゲンに映ってるものは全部、うんちですね…」
「はい!?」
要するに、とんでもない便秘をしていた。
その原因ははっきりしないけど、摘便をしてみたら、毛玉で固くなっていたものしか、出てこなかった。
ミケも、頑張って出そうとはするけど、全然、出ない。
こうなると、方法は2つしかないとのことで。
内科的治療で、薬で治療するか。
外科的治療をするか。
外科的治療は全身麻酔で、力が抜けてる状態で、摘便するとのこと。
でも、ウチのミケの場合、内科的治療では出ると思えないから、外科的治療をすすめられた。
ミケ、シロ、みかんをウチに迎えてから、ずっと診てもらってる病院だから、そこは信頼している。
だから、すすめられるまま、外科的治療をお願いした。
午前中に預けて、夕方に迎えに行くことにして。
他の用事をすませた。
迎えに行った時、ミケは病院のゲージの中で必死に何かを訴えていた。
ゲージを開けると、家に帰る!と言わんばかりに、自分でキャリーケースに入った。
連れて帰って、様子を見ていたけど…
怯えて、物影にうずくまるばかりで、ごはんも食べてくれない。
まだ便秘していて、食べれないのかと思ったけど、なんだか、様子が違う。
昔、家出して、3日ぐらい、帰って来なかったことがある。
その時、飲まず食わずで帰って来て。
ずっと、家族の誰かしらの隣にべったり、くっついていた。
まるで、その時と同じ。
目に見えて、怯えていた。
結局、次の日も病院に連れて行くことに。
点滴をしてもらい、安定剤を出してもらった。
連れて帰ったはいいけど、言葉が分からなくても、怯えてるのは分かった。
その次の日。
やっと、ちょっとずつ、ごはんを食べるようになってくれた。
これを機会に色んなおやつを買って、あげてみた。
いつもはどのおやつでも食べるのに、その日はいつもあげてるにぼしを少し、食べただけだった。
結局、原因は水分不足と、毛玉だった。
たぶん、一時的なものだろうから、薬で様子を見ることになった。
それから、数日。
だんだん、元気になって。
今では食欲、全開。
落ちたはずの体重も、元に戻り。
今回は本当に元気になってくれて、良かった。
ミケは大事な家族。
なるべく長く、一緒に暮らしていたい。
しかし、全身麻酔で治療した費用が23,000円。
次の日も、点滴と飲み薬で5,000円ほど、かかった。
飼ったことのない人にはビックリされるが、これでも、ウチがお世話になってる病院はとても、良心的な金額でやってくれている。
それでも、この予想外の出費は痛いものは痛い。
ミケが、元気になってくれたのはありがたいし、嬉しいけれど。
まさに、泣き笑いをしている。
猫を飼い始めた人はこんなこともあるだと、知っておいてもらえたらと思う。