“良い人”の裏にある戦略性
占い師・ヒーラーのLily咲です。
“良い人”の裏にある戦略性について
社会生活の中で“良い人”でいることを要求される場面は多々ありますが、その要求と自分の本心とが相容れないものだったとき、あなたはどのような選択をするでしょうか。
まずはじめに、良い人とは、
・相手に嫌な思いをさせない
・困っている人を助ける
・明るく元気に人と接する
など、社会性や道徳性が高い行動をする人のことですが、
このような道徳的な一面の他に、「集団のなかで有利に立ち回るための戦略」という一面もあります。
先ほどの例で言えば、
・相手に嫌な思いをさせないことで、相手から嫌な思いをさせられるリスクを軽減出来る
・困っている人を助けることで、自分が困っている時に助けてもらえる可能性を高めることが出来る
・明るく元気に人と接することで、相手から好印象を持たれる
などのように、人間関係を円滑にすることができます。
しかしその一方で、良い人でいることと自分自身の本心が一致していなければ、社会性とパーソナリティの衝突を惹き起こしてしまいます。
「自分の意見や考えはこうだけど、これを言ったら嫌な人だと思われるから別の話をしよう」
「この人には嫌われたくないから、優しい言葉をかけよう」
このように自分の本心を偽って、良い人でいることを選択することがあるかと思います。
これを思いやりと呼ぶこともできますが、自己欺瞞による言動によって本来の自分自身から遠ざかり、
やがて「自分はどうしてこんなことをしているのだろう」というような虚しさや空虚を生み出します。
私たちは「人に優しくしなさい」「相手のことを尊重しなさい」と教えられてきました。
確かに良い人でいることは、道徳的にも社会生活においても重要なことですが、
それはただ純粋で綺麗なだけではなく、意識的でも無意識的にでもその裏には戦略性が隠れています。
情緒的、感情的な視点から良い人でいることを選択すると、
その裏にある利害関係のバランスや、その選択をすることで自分にどのような変化があるか、などの論理的な部分を意識するのが困難になってしまいます。
ですので、良い人でいることと自分の本心を優先することのメリットとデメリットをしっかりと把握して選択する必要があります。
良い人が“都合の良い人”にならないように気を付けなければいけません。
社会生活において良い人でいることを要求される場面は多々ありますが、本心に反するような選択を重ね自分本来の考え方や感覚、感性とかけ離れていくと、本来の精神的なバランスを崩し、虚しさや空虚感に囚われてしまいます。
環境や状況による制限で本意ではない選択をせざるを得ない場面も多々ありますが、
何よりも自分の本心を犠牲にはしない選択をすることが大切です。
時には自分の直感を信じて選択することも必要なのです。
Lily咲🌸