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【適応障害→うつ】就労移行支援事業所に見学に行ってみた話


こんにちは、lilyです。
今日で更新三日目になりますが、昨日はサボってしまいましたね。
ゆるく続けていこうと思っているのでお許しいただけると幸いです。

簡単に改めて自己紹介させていただくと、ITや金融の会社に五年間勤めたのちに適応障害と診断され、現在うつで無職をしています。

さて、今日は就労移行支援事業所に見学に行ってみた話をします。
結論、利用するには至らなかったのですが、合計四つの事業所へ見学、二つの事業所の体験利用へ行きました。



就労移行支援とは?


就労移行支援とは何ぞや?という方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に概要を厚生労働省の資料より引用します。

就労移行支援
就労を希望する障害者であって、一般企業に雇用されることが可能と見込まれる者に対して、一定期間就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練を行います。

厚生労働省HP:障害者の就労支援対策の状況

簡単にいうと、精神障害や身体障害を抱えた障害者が働くために必要な訓練を受けるための支援を行う場所です。
利用には条件があり、原則として二年間使用できるようです。
利用料金は前年の収入に応じて計算されるようですが、お住まいの自治体によっても異なるようなので、興味のある方は調べてみてください。

私は現在一年半ほど無職をしているのですが、日頃からネットの海を泳いでいるわりにこの就労移行の存在を知らずに過ごしてきました。
ところによると、心療内科のお医者さんから勧められるケースもあるようです。

無職から社会復帰を目指すにはいくつかのルートがあると思いますが、

  • まずはボランティアやサークル等で社会とのつながりを取り戻す

  • ハローワーク等の職業訓練を利用する

  • アルバイトなどから徐々に仕事をする

  • 派遣社員、契約社員、正社員、自分に合った働き方で復帰する

当時の私にざっと思い浮かんだのは、この辺りでした。

しかし、「週五で訓練に通えるほど体力やメンタルも回復していない気がするし、まだこの状態で責任を持って仕事をするだけの態勢を取り戻せているのか?」と冷静に考えて他の選択肢を模索していた時に出会ったのがこの就労移行支援でした。

思い立ったが吉日、各都道府県に何十もの事業所があるので、最初は戸惑いましたが、早速ネット検索で一番上に出てきた事業所に見学の申し込みをしました。

実際に見学に行ってみた

まず見学に行くと、支援員さんが出迎えてくれ、個室に通されました。
一通りの個人情報や、障害に至った経緯、就労支援に求めること(生活改善、面接サポートなど)、障害者手帳の有無などをヒアリングされ、就労支援事業の説明などの説明を受けます。
ここは四箇所行ってみて支援員さんの手腕にもよるところがあったと感じますが、いきなり個人情報を根掘られる感は否めないので、最初はかなり警戒MAXで話していました。
説明を受けた後、もし興味がある場合は、事業所によっても違いがあるかと思いますが、体験プログラムを用意してくれていることが多かったです。

私の場合は他の事業所の見学も行ってみたかったので、一箇所目は体験をせずにそのまま帰宅しました。

説明を聞いて一通り就労支援事業がどういったものかが分かったので、そこからさらに三つほどピックアップして見学に行きました。
就労支援事業所は本当にたくさんの種類があるので、それぞれ特化しているプログラムがあったりします。生活改善に重きを置いたプログラムや、ITに特化したプログラムを行なっている事業所もあるので、もし社会復帰に求めるルートがある場合は、希望に少しでも近いプログラムを実施している事業所に見学に行くのがおすすめです。
HPの就職者実績なども見ておいた方が役立つと思います。

結論、一旦利用しない選択肢へと落ち着く

さて、四つ事業所を見学に行ってみて、結論一旦私は就労支援に通うことをやめました。
その理由としては、

  • 自分に合った事業所が見つからなかったのか、そもそも利用したい気持ちなれなかったのか、一旦探すことに疲れてしまった

  • 人生でトータル二年間しか使えないので、今じゃなくてもいいかもと感じた

  • あくまで障害者向けの就労移行支援事業のため、自分を障害者であるとカテゴライズすることにまだ心の抵抗があった


ことです。
自分が適応障害と診断されたりうつと診断された際、それを認めるのに時間がかかったり、落ち込んだりしました。それと同じように、就労移行を利用するにも、それを利用する自分に折り合いをつけるために私はもう少し時間がかかりそうです。
(心療内科の先生には、「生活を整えるためだと割り切って行くのもありだと思うよ〜」と言われましたが)
そのため、もう少しこうやってnoteで文章を書くことなど、誰にも強制されず自分の負担にならない場所で日々の生活を彩っていけたらいいなと今は思っています。

見学に行って感じたこと、これから見学に行かれる方へ

さて、ここからはこれから実際に就労移行に興味を持っている方やこれから見学にいこうと思われている方向けに四つほど見学に行って感じたことをシェアしておこうと思います。

  • 事業所の見学は三〜四つにしておく
    これは別にいくつ行っても構わないのですが個人的にはこのくらいの数がいいかなと思います。理由は、新しい場所に見学に行くたびに自分の病気のことを何度も話したりすると疲れてくるからです。
    そのため、ある程度HPやGoogleの口コミなどから情報をチェックして興味のある事業所に目星をつけて見学する方がおすすめかと思いました。

  • 気になることは遠慮なく聞く
    利用している方の障害の種類や男女比、就職者実績の障害をオープンにしているか否かの割合など、気になることは何でも聞いておくと安心だと思います。
    中には交通費支給や資格支援補助、お弁当補助などしてくれる事業所もあり、本当に事業所によって特色が違います。

  • 利用者層やスタッフさんの雰囲気など体験利用をして感じておく
    利用開始してからは事業所によっては週に三回から通えたり、リモートでも良い事業所もあったりしますが、基本的に日々事業所に通うことになるので、毎日通うことが環境的な要因で負担にならないかチェックすることも大事かと思いました。そのため事業所の雰囲気を始め、通うまでの時間なども考慮することをおすすめします。


おわりに

今就労移行事業は国からの補助金によって運営されているそうなので、本当にさまざまな特徴を持った事業所があったり増えてきたりしているようです。
そのため、ここで一概に細かい制度の説明をお伝えすることはできませんが、何か興味を持ったり、新しい制度を知るための一助となっていれば幸いです。

本日は就労移行支援事業所に見学に行ってみた話について書いてみました。
さて、次はどんな記事を書こうかなぁ。


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