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映画「そばかす」をみた話
見終えて、すぐにつぶやいてしまうくらい。
久しぶりに、あぁ、好きな邦画見てるなぁ!という気持ちに。
とてもキュンときました。
映画「そばかす」をみた話
主人公の佳純は、他人に恋愛感情を持たない。でも周りがひとりでいること、今まで通りに暮らすことを許してくれない。
お母さんからは結婚しないの?
お父さんも、仕事はいつまで続けるの?
友だちからも、飲み会に行こう?(合コン)
俺と付き合おう?(友だちじゃなかったのか)
っていう。
この人なら理解してくれるかも、と本心を話してみても、うまく伝わらなかったり、受け流されてしまったり。
なかなかに孤独。
だけど、うちに篭ったりせずに、
男女という境目、恋愛対象というフィルターを持たずに、"一人の人"として相手と向き合う姿がとても素敵だった。
そして皮肉なことに、その姿勢が魅力になり、さらにモテてしまっていた…。不本意。
中でもみていて辛かったのは、
家族でご飯を食べている時の、妹の台詞
「わたし、わかっちゃった」
お姉ちゃんレズビアンでしょ、
そうしたらこれまでの全部辻褄が合うもん。
ここにいるだれも、否定したりしないよ!
この、一見寄り添っているようで
自分の基準でしか受け入れようとしていない、ある意味相手を否定しているような台詞…
辛かった
そして、わたしもそういう立場にたつこと、そういう発言をしうること、ある、あったんだろうなと思った。
(朝井リョウの「正欲」も、そんな表現があったな)
とはいえ、ラスト。
なんたって我らが(?)北村匠海の登場!贅沢
彼の存在、とても救われました。
そして何より、この見終わった後の満足感。
大きな役割を果たしているのが、三浦透子さんの歌うエンディング曲「風になれ」です。
こんなに素敵な歌声なんだ…
ものすごくよかった…です。
考察や評価、とかじゃなくあくまで感想。
見終えたときの熱量、生まれた感情を残したい、そんな気持ちです🌵