シェア
lily
2021年1月29日 19:40
2020.07.19(30週)に原因不明の子宮内胎児死亡で第ニ子となる女児を出産しました。いのちの経験をして、悲しみの渦に巻き込まれながらも、死産を経験された方のブログからたくさんの勇気をもらいました。そして、この半年で、いろいろな「ひと」「こと」に出会い、少しずつですが、悲しみとともに今を大切に過ごせるようになりました。このブログが、誰かの助けになるかもしれないと思い、自分のペースで
2021年1月31日 09:58
2020.07.13当時、息子(4歳)の支度と保育園送迎をし、そのまま戻ってきて、バタバタなまま在宅勤務をスタートさせる、そんな毎朝を送ってました。あと1ヶ月で産休ということもあり、その日は朝から引き継ぎで忙しく、二人目の慣れもあり、お腹の赤ちゃんを気にかけてあげられませんでした。その日の仕事を終え、息子を迎えにいき、夕飯の支度をしようとした時に、はっ!としました。「胎動、今日あっ
2021年2月4日 11:51
2020.07.15ラミナリア2回目・3回目の処置をする日、この日から入院です。処置をする以外は、他に私のスケジュールはありません。することもないし、何かする気力もないので、ベッドに横になり、あの日からあまり寝ることができない頭で、窓から見える曇り空をぼーっと眺め、ただただ悲しみにくれてました。窓から見える景色は、4年前に息子を産んだときにみた景色と同じ。あの時は喜びに満ちていたのに
2021年2月6日 10:18
2020.07.16-17そして、いよいよ陣痛誘発剤の日になりました。予定では、お腹の赤ちゃんに会える日です。緊急事態宣言は解除されてましたがコロナ禍なので、面会や立ち会いは基本NGとなっていました。ただし、私達夫婦の状況に配慮いただきまして、夫の立ち会いを特別許可していただけました。夫が来る前に、まずはラミナリアを抜く処置をします。入れるのより、抜く処置のほうが私は痛かったです。悶絶
2021年2月11日 00:45
2020.07.17-19陣痛誘発剤2日目の午後、急遽、大学病院へ転院が決まり、救急車で搬送ということになりました。救急車の到着を待つ間、同乗してくださる助産師さんに、不安な気持ちを聞いてもらってました。そしたら、お腹を擦りながら優しい笑顔で、「お腹の赤ちゃんは、ママのお腹が居心地いいんだね〜」って言ってくれて、とても嬉しかったのを憶えてます。救急車が到着し、大学病院へ向かいました。大
2021年2月13日 01:05
2020.07.19陣痛誘発剤4日目の午後。急に発熱してしまい、体中が震えるほど寒気を感じました。電気毛布をかけてもらい、なんとか体を温め耐えていると、抗生剤点滴の時間がやってきました。抗生剤点滴のおかげで、しばらくして体が震えるほどの寒気は収まりました。しかし、発熱してしまったので、そろそろ私の体が危ないな…と感じてました。そんな私の祈りがお腹の赤ちゃんに届いたのか、少しずつお腹
2021年2月16日 13:43
2020.07.20産声のないお産から、翌朝。この日、退院できるかどうかは、朝の採血の結果次第と言われてました。毎日、お腹の中にいた娘のことで頭がいっぱいでしたが、同じように毎日、上の子である息子(当時4歳)のことも心配でした。そろそろ帰らなくては…。そんなことを考えてると、この日は月曜ということで研修医の先生が、朝の回診にやってきました。「体調はどうですかー?うぉぉ!」と私のベッ
2021年2月19日 09:40
2020.07.24お別れの日。息子は実家の両親へ預け、夫婦だけで病院に向かいました。この日の天気は、晴れ。まだ梅雨明けしてなかった2020年7月下旬。病院へ向かう車の中で、夫と私は「娘は晴れ女だね」とそんな話をしたのを憶えてます。病院に到着し、病院の端にある救急搬送入り口から霊安室に向かいました。お部屋にはすでに娘が待ってくれていました。いよいよお別れなんだなと思うと、涙がとめど