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言ってる事が皆違う?助産師の謎


産後ママ達からのリアルな声で、

「助産師の指導がバラバラで嫌だった!」
「統一して!」
「何を信じればいいのか、悲しくなった。」

というのを聞いたことがあります。

今妊娠中の方はこんな話を聞くと、つい身構えちゃいますよね。
実際に経験されたママは、嫌な体験として心に残ってしまって辛かったはず。


全ての事例がこうです!とは言い切れませんが
今回取り上げることで、少しでも助産師とママの間に産まれる溝が埋まればと思い記事にしました。

1.おっぱいは急展開ドラマのヒロイン級 

「さっきはこうしろと言われたのに、今度は違うこと言われた!」の大きな原因の一つ。
それが、急展開するおっぱいの状態にあります。

特に産後の2日目の夜から3日目の朝にかけては、急激に変わる方も。

胸が張ってきてカチカチになったり、
母乳が垂れるようになってきたり、
乳頭に傷がついて痛くて痛くて堪らなくなったり。

まさに急展開ドラマのヒロイン級!

このような変化に合わせて指導するので、助産師の指導もどんどん変わっていきます。
当然、不安になりますよね。
産後の疲れが取れず、睡眠不足のママには辛いことかもしれません。

そんな時は、気持ちを押し込めずに助産師に教えてください。
不安やイライラ、悲しかったこと。
どんなことも必ず受け止めます。
受け止めた上で、最適な方法を考えます。

そうしてママの思いと助産師のケアが交われば
すれ違いが解消され、
ママに寄り添った最高のケアが産まれます。

2.コロコロ変わるスタッフに頭は大混乱

病院の仕組みとして、どうしても変えられないのが担当スタッフの交代です。
基本は日勤と夜勤で交代しますが、それ以外でもタイミングによっては違うスタッフが対応します。

スタッフの経験年数の違いによっても、指導内容にバラツキが生まれるかもしれません。
それ以外で大きく変わるのが、そのスタッフのバックボーンです。


格闘技や茶道に流派があるように、実はおっぱいにも流派があります。
桶谷式や堤式、西式、西山式などなど。
おそらく細分化すればもっとあります。

根底の知識は一緒なのですが、流派によって少しずつ独自の考え方や技法が存在します。

病院全体が同じ流派かというと、そうでもありません。自己研鑽として助産師が独自に勉強しに行ったり、たまたま指導を受けた先輩助産師がどこの流派だったかにも影響を受けます。

ママにとっては、「そこ統一してよ!」と突っ込みたくなりますよね。
一般的な会社では全員が同じスローガンや方法を周知して働いている中で、病院の助産師の在り方は独特なのかもしれません。

ただし利点もあります。
この流派らは、ママにもっといいケアを提供したいという気持ちで生まれて行ったものです。


さまざまな流派のケアがミックスされることで、
どのケアがママにとって最適なのか擦り合わせていくことができます。

3.結局いったい何を信じたらいいの?

ここまで「言っている事が皆違う?助産師の謎」を解明してきました。
では次に気になるのは、結局いったい何を信じたらいいの?というところでしょう。


ママに不信感を抱かせてしまった事、悲しい思いをさせてしまった事、同じ助産師として申し訳ない気持ちになります。
本当は、私たち助産師を信じてくださいと伝えたい…。

何も信じられなくて辛くなった時は、
すぐに教えてください。
受け持ちスタッフに言い出しにくい時は、病棟を歩いているスタッフに声をかけてください。


助産師であれば、ママと赤ちゃんに寄り添える事が1番の幸せです。
必ず最善の方法を探します。

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