自家製米粉パンに変えたらコレステロール値が低下した実体験
連絡が来て本当に驚きました。
今回の健康診断で、身近な人のこれまでずっと高値だったLDLコレステロールが低下していたそうなんです。
ずっと140mg/dL台後半だったコレステロールが120mg/dL台前半くらいに下がっていたのです。
長年の悩みが解消されて本人はとても嬉しそうでした。
これまでスーパーやコンビニでパンやサンドイッチを購入していたのを、自家製米粉パンに変えたことが影響した可能性があるのではないかと考えています。
帝京大学理事・臨床研究センター長の寺本民生氏によると、「1ヶ月くらいの食事療法で動物性脂肪(厳密には飽和脂肪酸なので一部の植物性脂肪も含みます)を避けたら、10〜20%くらい下がる」ということだったのですが、本当にその通りになりました。
(ちなみに薬物治療においてスタチン系ではコレステロールを20〜30%くらい低下させるそうなので、食事療法の効果は薬物治療の効果と比較しても侮れないことが分かります)
自家製米粉パンのレシピでは不飽和脂肪酸を含む米油を使っていますが
一般的なパンやサンドイッチには、マヨネーズなどの調味料の他、パンそのものにもバターや卵、チーズなど飽和脂肪酸が含まれているものが多く
これらは肉料理のように目立たないので、知らず知らずのうちに摂取してコレステロールを上げてしまっていたのかもしれず、これは結構盲点かもしれないと思いました。
実を言うと私も、過去にお菓子ばかり食べてコレステロールが上がってしまったことがあり、普段の食事で卵やお肉をほとんど食べないので不思議に思ったら、お菓子には卵やバターがたくさん使われていますよと医師から言われてなるほどと納得したことがあります。
こうした小さな意識の積み重ねが、健康に大きな変化をもたらすのかもしれないということで、改めて食材選びや習慣の大切さを再確認することができた出来事でした。
※こちらの記事は、「杏林シンポジア シリーズ「動脈硬化性疾患の予防を考える」第14回 薬物療法の可否」を参考にして記載しています。