気持ちの奥に隠れた真実
私は自分自身の様々な執着に気が付くようにと、
普段から内面をよく観察するようにしています。
アダルトチルドレンに関して、
だいぶ克服できたんだ、と感じてからも
自己探求の道をさらに深めたいと強く思って、
一人静かに励んでいます。
生きづらさから解放されていくにつれて、
もっとシンプルに、一点の曇りもなく、
苦しみから離れていきたいと私は願いました。
それはある意味理想を追い求めることになるので、
もしかしたら結局は苦しみを産み出す考えの
ループなのかもしれませんが、
現段階では私には大切なプロセスであり、
それでもできる限りやってみようと思ってます。
内面にある様々な気持ちに気が付けば、
それは解消まであと少しのところに到達しています。
パチンコでいうと、リーチがかかったような感覚というか、
あとはどうやってもいずれか、解消に向かっていくと思います。
それほどまでに「気付く」ということがいかに大切なことかということです。
私たちの感情はうそをつくというか、
真実を見えなくさせることが度々あります。
何かを思っている、その感情の向こう側に
意識を向けていくと、
私の本当の気持ちにたどり着けることがあります。
例えば目の前にいる人に対して不機嫌になるような出来事が起きたとしても、不快な理由は実はその事だけではないことも多々あります。
朝からいろいろとうまくいかなかったりとか、
様々な原因があって、何かの現象が起きたときに、
衝動的な感情が生まれる。
逆もあり、誰かからひどい言葉を投げかけられたときに、
相手が心の底から自分に対してだけ怒りを純粋に持っているとも限らない。
実は別の何か、別の思いがあって、本人は気付いていないけれど
虫の居所が悪いようなことも良くあります。
そのような形で、気が付かないから、
自分がどのような状況かもわからず、
ただ、むやみやたらに感情が暴走して、
苦しくなるということが、多くあります。
子供の頃、自分自身が家族に対して抱いてきた感情も、
じゃあこうすればいいや、ってそこから逃れる方法も、
オートで現れるのが感情ですから。
最近まで私の中にあった1つのテーマを取り上げてみます。
私には私の中に、異性に対して、
良く思われたいという思いがあることに、
気が付き、なぜだろう?と疑問がありました。
パートナーもいますし、
いい歳にもなっていますし、
実際に何か行動するとかそういったことではないし、
そういう欲望があるとかとも違うんですが、
あるなって気が付いたんです。
思いがあるといっても、かなり微細なもので、
よく観察しないと気が付けないレベルのことなのですが、つまり
「人から良く思われたい私がいる」ということです。
それが特に同性ではなく男性にあるという点で、なぜだろうという疑問と
そんな自分のことを嫌だな・・・と思っていました。
何かが満たされてないからなのか?
自分を認めてほしいのか?
とかいろいろなことを考えたりしましたが、
自分のことなのに、しっくりこなくてよくわかりませんでした。
なので、その向こう側にある、
本当の気持ちを見つめていくことにしました。
なぜ?の奥に入っていくとき、私の本当の望みはなに?と
自分自身に問いかけます。
すると、ふと、自分の中に新たな気持ちがあらわれてきたのです。
それは、異性であれば、自分に好意を持ってもらったら
コントロールしやすいと思っている私がいるということへの気付きです。
好意的に思ってもらえれば、嫌われないから楽と思う自分がいる。
良い子だと思われたほうが都合がいい。
そんな自分に気が付いた時、恥ずかしい気持ちになりました。
そして結局は人のことを信じていない自分を見つけてしまいました。
そのコントロールっていうのは、
それを使って悪いことをするとかそういった意味のコントロールではなく、
世の中の人全員が、繰り広げている問題です。
人と人との、パワーゲームの中でのコントロールです。
私は若い時からずっと、今の主人と出会うまで
男性相手の接客業をしてきました。
その時の自分はとても愚かだったと今は思っているので、
今の自分の中にも、
まだそんな感情があったかということを知ってすごくショックでした。
また、こういった思いがあればあるほど、
老いていくことや、相手にされなくなること
つまり、コントロールできなくなることへの恐怖が増すわけで、
結局は自分を苦しめることになるのです。
そこまで気付いたところで、その先を見つけられないまま
止まっていました。
普通に生活をしながら、時々その事について
どうすればいいのかなぁなんて考えていました。
そう思っているときに、良い機会が訪れて、
自分のそんな部分をヒーリングするワークができることになりました。
一緒にヒーリングに立ち会ってくださった方の誘導によって、
私は自分の内側に入っていきました。
そして、ここからはとてもスピリチュアルな領域の
癒しに入っていきます。
私はこのコントロールしたいと思っている自分、
のさらに向こう側を見ていきました。
なぜコントロールしたいのか、私の身体に聞いていきました。
どこにそれを感じるのか、丁寧に見ていきました。
たどっていくうちに、
「そうするしかなかった」という悲しい思いが出てきました。
私の人生は何もかもが、私の思い通りにならない人生だったと。
とても悲しい気持ち。
様々な事から自分を守るために、生きる術として、
怖いから、やっていたことだったということに気付いていきました。
そしてその恐怖の根源となるものをさらに深く見ていく中で、
自分の身体と繋がり、
自分の身体の中に宇宙と繋がる空間を見つけるような作業をしていきました。
そしてそこで私は、この気持ちが、今世だけのものではなくて
過去に何度も何度もこの問題で苦しみ続けてきたんだという、
記憶のようなものが浮かび上がってきました。
私の中に映像で、幾重にも重なっている、裸の男と女が出てきました。
そのたくさんの男と女は宇宙に向かって光の柱のように伸びているんです。
※これは私の中にある何かが認識処理をするために
イメージとして具現化されて表れているだけです。
アダルトチルドレンの克服の12ステップのなかでも
自分で理解している神、ハイヤー・パワーという言葉が出てきます。
それを使っていくのです。
私が見たもの、感じたもの、
それが本当なのかそうじゃないのかは、考える必要がなく、
そのことは、自分自身が決めることなんです。
自分の認識処理がそう見せているということだけです。
でも私は今続いているこの問題は、
長い輪廻の問題なんだと、それがあっているあっていないは置いておいて
気付いたことですごく気持ちが軽くなりました。
結局は私はそのことで、私を攻撃していたわけですから。
解決しなくてはならないのは、自分で自分を攻撃することです。
そしてこの長い輪廻の課題は、
今回の人生で完全に乗り越えられると感じました。
すると、ヒーリングに立ち会ってくださった方が、
同じことを言ってくれたんです。
同時にそこにいて、何も見ていない、ほとんど話していませんが、
通じ合う何かがあったのです。
そういったシンクロニシティが起きるのです。
私たちは霊的な存在です。
それは知っていても知っていなくても。
アダルトチルドレンを自覚した方は、
ご自身の経験の中から、自分のスピリチュアリティを解放し
生きていける可能性があるというか、
可能性しかないんだっていうことを、
私はどうにか伝えられたらと思っています。
12ステップがあるように、癒しには段階があります。
そのステップを1つずつ上がっていくのです。
だから、その時に応じた、必要な癒しがあります。
苦しんだとしても、たどり着ける場所というのは、
自分が想像していたよりも
はるかに大きいんだということを、
これからも私は体験し続けていきたいですし、
ご縁のあった方にも同じように感じてもらえたらいいなと願っています。
とっても長い話になり、途中説明が足りない部分もあるかと思いますが、
読んでくださってありがとうございます。