【ソロ活】一人焼肉では両利きの人間が無双する
もともと一人行動が好きな私は、江口のりこさん主演のドラマ『ソロ活女子のススメ』を観てからソロ活にさらに熱をあげている。
一人焼肉はずっとやってみたかったソロ活だが、なんとなく先延ばしにしていたので今回チャレンジしてみた。
興味がある人もない人も、ぜひ参考にしてほしい。
まず一人焼肉OKなお店って意外と少ない。
1人からの予約可のお店が少なく、初っ端からお店探しに苦戦した。1人OKかつ平日の昼から食べ放題をやってる店はさらに少ない。
結局、某焼肉チェーン店が一人焼肉OKだったのでそこに向かった。
電話で問い合わせれば1人の予約可のお店もあるようなので、肉のランクや個室などこだわりたい人は時間をかけて調べてみてほしい。
【前半戦】とりあえずじゃんじゃん焼こう!は通用しなかった
平日の昼だからかお客さんは少なく、試験終わりの高校生たちと、ソロ焼肉をしているおじさんたちがチラホラ。
女性1人の客も私以外に数人いた。
一人焼肉って周りから痛い視線を浴びるのかなあとか思っていたけど全くそんなことはなく席に着いた。
せっかく1人なんだから好きな物好きなだけ頼んで90分食べまくろう!と思い、とにかく焼く作戦に出たが、これが間違いだった。
家族やグループであれば、誰かが焼き係になってとにかく焼き、全員の小皿にとりわけ、食べ、焼き係を交代し…という流れが通用する。
しかし今日、私は1人なのだ。
焼くのも食うのも私。
とりあえず網の上にたくさん肉を乗せてみたものの、焼くのに忙しく箸が完全にストップしてしまった。
少し目を離せばすぐに焦げてしまうからトングが手放せない。
結果、焼くのに集中した私の取り皿には肉の山。
しかも最初の方に焼いた肉は完全に冷えて固くなっていた…。うーん。
【後半戦】右手で焼き、左手で食う
あまり焦って一気に焼きすぎると冷えた肉の山を食べることになると学んだ私。
ネギ海苔丼を食べて小休憩し、作戦を練り直した。
次は少しずつ焼いてみよう。
2切れずつ焼き、焼けたらすぐに取り皿へ。
少し皿の上で冷やして、頃合をみて食べる。
アツアツだ。
『おいしーーー!!!』
さっきと同じ肉を食べてるはずなのにこんなにも違うなんて!
やはり急いては事を仕損じるなのだな…なんて思いながら少しずつ焼き、食べていると、いつのまにか右手で握ったトングで肉を焼き、左手で持った箸で肉を食べるという完璧な動きになっていた。
そう、私は両利きなのです────(知らないか)
傍から見れば釜爺のようだが、右手で焼き、左手で食べるという動きは一人焼肉においてあまりにも効率的すぎる。我ながら感動だ。両利きなんて大した取り柄にもならないと思っていたけど、こんなにも役に立つ日が来るなんて…。
前半戦よりも、焼く→食べるがスムーズになりかなり快適であった。
【終盤】好きなものを好きなだけ。カルビ地獄
一人焼肉の醍醐味はなんと言っても好きな肉を好きなだけ頼めることだろう。
私はカルビが大好きだ。あの油っぽさがたまらない。胃が若いうちにたくさん食べておきたいと思っている。親と焼肉するときはカルビばかり頼むことは遠慮するが、ここでは無用。食べ放題も終盤ということで、カルビで〆にかかった。
こんなに食べれる!と思ったのも束の間。ひたすらカルビを食べ続けるのはさすがにピチピチの胃でもしんどい。うっ…となりながら何とか完食。
でもこんなにカルビを食べられて大満足だ。
一人焼肉が教えてくれたこと
はじめての一人焼肉で痛感したのは、肉を焼いてくれる存在のありがたさだ。人と焼肉するとき、食べるばかりで全然トングを持たない自分を思い出し反省したりした。
ソロ活をしていると実感する他人のありがたみや温かさ。ひとりでいるのに、いつも誰かのことを思い出すのが不思議だ。
『今度誰かと焼肉に行くときは率先して肉を焼こう』
ソロ活での気づきを普段の人間関係に繋げていけることもソロ活の良さだろう。
これを読んだあなたもぜひ一人焼肉に行ってみてほしい。普段、人と行く焼肉での自分の行いを振り返るいい機会になるかもしれない。
なにより好きな肉を好きなだけ自由に食べられる。誰にも遠慮せずに。どう考えても最高だ。
そして実生活で両利きを活かす機会がない人も。きっと一人焼肉で無双できるだろう!!!
すべての人に一人焼肉を!!!!