人生改造宣言チャレンジ Tip07 聞き流しては駄目
タレン・ミーダナー著「人生改造宣言」の101のTipsについて書くチャレンジをしています。今日は「Tip07 聞き流しては駄目」です。
「何事も避けて通らないこと。気になることはなんでもその場で、もしくはできるだけ早く取り組む癖をつけること」とタレンはいいます。
自分に対する聞きたくないようなコメントや、他者の反応を見て見ないふり、聞こえなかったふり、もしくは、耳には入っているけれども、その情報を脳に送るのをストップした経験はないでしょうか。
私はストレングスファインダーで言うところの達成欲が高いので、いちいち小さなことに囚われていたら、物事が前に進まないのが嫌で、見て見ぬふりをよくしていました。それに、小さなことは気にしない、おおらかな人である風に振る舞うことで、「良い人」でい続けたいとも思っていました。
でも、その小さなことが、積もり積もって、私の自尊心を蝕ぶことに繋がっていました。この小さなストレスを他人が私に与え続けることを許すことは、まさに私が境界線を相手に示していなかったことだったのです。大人になってからの境界線侵犯は、子供の時のようにわかりやすいものばかりではありません。しかも、時にはその境界線を侵犯してくるのが自分よりも社会的地位の高い人だったりすると、自分が悪いとまで思ってしまうのですよね。
タレンは「境界を持たない人は、他人に傷つけられてしまうので、他人との距離を置くために壁やバリア築くことで自分を守ろうとします」と言います。この一文を読んだ時、まさに数年前の私がこう言う状態だったかもしれないと思いました。適当に周りの人に合わせてうまくやるけれども、実は自分の周囲に壁を張り巡らせて、本当に大事なところには誰も入ってこれないようにしていました。
また自己基盤講座の話になりますが、「妥協をやめる」を学んでいた時に、自分が良い人であるために、他人に対してしていた妥協をやめようと思い、実践したことがあります。できるだけ、「品良く」相手に自分がして欲しいこと、不満に思っていることをリクエストの形で伝えることを心がけました。結果、私が妥協をやめたことで、むしろ、人間関係はずっとよくなったのです。これは、私が境界をもてたことで、安心して壁を崩すことができて、相手との間にもっと親密な人間関係を作ることができたからではないかなと思います。
一見、「まぁ、いいか」で済ませてしまった方が楽で早い気がしますが、実は、遠回りのように見えても、小さな気になることをきちんと受け止めて、一つずつ対応する方が、結果的にはより幸せだし、目的地に早くつけるのではないかなと思います。