【まとめ】結局医学部受験の何が難しいのか?
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これがなかなか私自身も理解できていませんでした。
ですから当然に他人にも伝わらないので、最初のうち、職場での私は「なんだかあたふたしている受験生ママ」に見えていたと思います。
でも、幸いなことに、よい上司と同僚に恵まれ、私自身の理解とともに、徐々に皆様にも理解いただいてすっかり応援いただきました。本当に感謝しかありません。(どんなライフイベントもそうですが、ワーママにとって職場の理解は大切です)
普通の大学入試とは異なる難しさの要因を、一気に全部書こうと思うとかなりの長文になってしまいますので、まずはこの記事に現時点で思いついていることの要点をまとめてみました。
・医学部に入らないと実質的に医師になれないからこそ、他学部と比較にならない倍率でかつ、定員ぴったりしか入学できない
⇒難易度の高さと補欠合格
・私立の学費の高さ故、多くの家庭にとっては国立と自治医・産業医科・防衛医科のみが選択肢となるのだが、国立は基本各都道府県に1つ(かゼロ)首都圏など都市圏国立は超難関になる。一方、地方国立のほとんどには医師の地域偏在の解消対策で「地域枠」という複雑な仕組みが導入されている。
また、国立は共通テストの比重が高く、実質的に1つの試験の結果にすべてが左右される
⇒国立受験の難しさ
・各大学は医師国家試験の合格率を競っているためよい学生を取りたいうえに、受験料収入も経営上無視できない額になっており、受験倍率を上げるために私立の受験日程や方式が複雑化。そして私立にも「地域枠」ができさらに複雑に。
⇒私立受験の難しさ
・「入学試験」といいつつ実質「就職試験」でもあることから、勉強だけができればよいわけではないことから、現在では全大学で面接が実施されており、志望理由書も準備がかかるだけでなく、コミュニケーション能力も問われる
⇒他学部受験よりもはるかに準備が多い
・子供を医学部に入れたい医師(=一定の収入がある家庭)が多い上に、私立の学費と比較すれば、受験勉強への投資額が相対的に低くみえてしまい、まさに「課金ゲーム」になっている
⇒多額の費用
・倍率が高いことから浪人も多く、多浪になりやすく、「課金額」が増えてしまう一方、普通の学部では浪人が少なくて、引くに引けなくなる上に、あきらめる場合に、他学部として何を選ぶのかが難しい
⇒逃げ道がない
と、改めてまとめてみると、やっぱりなかなか面倒なことになってますよね。。。
正直「こんなのなんだかおかしい!」と思いながら、本人の希望が叶うようできることを全力で(とはいえ、限界があるので、抜くとこは抜いて)サポートした約5年間でした。
というわけで、これらの詳細をおいおい記事にしていきたいと思います。
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