医学部進学が頭によぎった親ができること① 一度は必ず早めに読んでみて「医専」の分厚い宣伝本
サラリーマン家庭の皆さんも一度は聞いたことあると思います。
「医専」すなわち医学部専門予備校!それはそれはベールにつつまれた世界(と思っているのは私だけ?!)
私が「医専」の名を聞いたのは、わが子が中学に入る直前でした。
自分の高校の同級生の女医から、「子供を医学部に入れるなら、医専は絶対必要でしょ」と言われていたのです。
当時わが子は明確な医学部志望でもなかったことから、えーそんなにしないとだめなんだー、としか思っていませんでした。
その後、高3に入っても実感なく、また費用面でも折り合うことがなく、合同医学部説明会でもおそるおそる予想問題集をもらったりするだけの存在だった「医専」
ついに受験本番期に入って、会場までわが子を送った私が、私立の受験会場入り口で無料配布されたその分厚い宣伝本(普通に書籍として販売されているのですが)をなにげなくぱらぱら見て、初めて自分が大それたことをしていることに気が付きました。
なぜって、そこにはわが子が6年前に到底届かなかった「有名校」の卒業生が笑顔で合格体験記を寄せているのです!それも浪人後の合格で!
いやいや、中学受験の時の成績がそのまま反映されるわけじゃないんだから当たり前でしょ、と思う方もいるかと思いますが、実際のところ、わが子の同級生の成績も、他校に行った同級生の成績も、やはり大きな目で見ると中学受験の持ち偏差値と大学受験の持ち偏差値に一定程度の相関関係があるようです。どうりで某予備校の先生は中堅校生であるわが子に冷たいわけです。(中高一貫校進学先の選び方については思うところあり別記事にしたいと思っています)
「医学部受験は情報戦!」と位置づけて、合同医学部説明会や某予備校の大学別攻略法セミナーなどにせっせと足を運んで、その難しさは理解していたつもりでしたが、全然わかってなかった!こりゃあ大変なチャレンジをしているんだわ。。。と思いました。
合格体験記もそれはそれは大変な努力の経過が書かれています。ああ、あの有名校の子が、浪人して、多額の費用をかけて、血のにじむような努力をして、それでも人によってはもう一年浪人して、やっと合格できるかどうかの世界なのね。。。。と
(どの大学まで受験するか、という戦略の問題もありますので、この辺りもおいおい記事にしたいです)
医専。結局短期の直前講習しかお世話になりませんでしたので、どのくらい費用がかかるかも正確には存じませんが、いずれにせよ年間数百万円のイメージかと思っています。
その費用が絶対に出せない、という方も、一度は医専が出版している合格体験記のある宣伝本をぜひぱらぱらめくってみてください。
医学部受験の恐ろしさが実感できるはずです。敵を知らずして勝利なし、です。