自称「HSPの母」
最近、HSPという性格のカテゴリー?がメジャーになってきて
HSPという言葉をよく聞くようになった。
HSPとは
生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」で
5人に1人ほどいると言われている。
最近の流行りで、自称HSPの中には、流行りものに乗りたいタイプとか、かまってちゃんも混じっているので、なかなか厄介。
自分がHSPだとわかったことで、生きづらさがなくなったとか
変じゃなかったんだ!と分かることは、非常にいいことだと思うのだけど、
それを振りかざして「はい、はい、HSPが通りますよ~!私、繊細なんで傷つけないでね~!」みたいな態度は違うんじゃないの?と思っているわけです。
だから「HSPなんで!」と開き直れるぐらいなら、「HSPじゃないんじゃね?」と言うのが私の見解(笑)
というのも、私は自称「HSPの母」なのだ(笑)
「自称HSP」の母ではなく、「HSPの母」を自称しているということね。
上の子はいわゆる子供らしい子供だったので、
娘の意外な言動には本当に小さいころから、驚きだった。
早い段階で、育児書通りには無理だと思い、諦めた。
なんなら、育児書的にはよろしくないと書いてあることもたくさんやってきた(笑)
小さい時(離乳食期)から、食べるものの好き嫌いが激しく、大丈夫かな?と思うほど。
今でこそ、ずいぶん何でも食べるけど、3~4歳ぐらいまで甘いもはあまり食べず、おせんべいばかり食べていた。まわりが柔らかくて薄味の赤ちゃんせんべいを食べている時期に、草加せんべいを食べていたほど。
始めて見るものにはほぼ口をつけず、年月をかけ少しずつ食べるようになるものも『たまにある』というスタンスなので、今でも食卓に出すけど食べたければ食べればいいし、いやなら食べるな!となっている。
アレルギー体質なので、もしかしたらアレルギーなのか?という気持ちあって、あまり無理して食べさせることはしなかったこともある。
食べ物に関しては、かなり食べれるものが増えたけど、今でもかなりの偏食。それでも健康に生きてるので良いのかな…と思っている。
ちなみに娘はただ今高校1年生。
着るものも、ファッション性より肌触りや着心地を重視する。
買ってきた服で「チクチクするからイヤ」と一度も着なかった服も多い。
服を買う時は、一緒に買いに行って試着させることで、随分ロスは減ったけれど…
買ったままの服を着ることも嫌がるし、洗って着てみたら着心地が嫌だったという時もある。
食感、触感など感覚的に繊細というだけでなく、心の感覚も繊細なようで…
幼稚園に入るずっと前の頃に 、自分の感情より先に、相手の感情を思ひ量る発言をして驚いたことがある。
まだ二語文がやっとの時に、実家から帰る車の中で
「私が帰ったら、ばあばは寂しいかな?」的な事を言ったのだ。
上の息子がそれぐらいの時は
「 帰りたくない」「もっといたい」「寂しい 」と自分の感情は言うけど、相手の気持ちがどうかなんて言ったことがなかったから…
すごく印象的で、あの時のことは今でもよく覚えている。
また、自分とは全く無関係でも、周りで叱られたり、理不尽な扱い受けている人がいると、自分の痛みのように感じてしまうので
クラスメートが先生に少しだけ暴力的な叱られ方をした時には、学校に行けなくなったりもした。
思い出すといろんなことがあるんだけど、じゃぁ育てにくかったか?と言うとそうでもなかった、気がする。
HSPという概念を知るずっと前のことだけど、「とっても繊細だな」ということは感じていたし、無理に周りに合わせさせるのは、この子にとってはとても苦痛なんだろうなと言うのも分かっていた。
だから…
できるだけ好きにさせた(笑)
外では嫌でも刺激が強く疲れる世界なので、家の中は安心安全な場にしようと思っただけ。
休みの日にぐったり一日中寝ていても、
外面と内面が違いすぎても
家族で外食に行こう!と誘って「私は留守番でいい」と言い出しても、
誕生日にUSJに行って何も乗らず、昼過ぎには「帰ろう!」と言い出しても(本人は超満足だったらしい)
らしいね!と、笑って許せる場を目指しているだけ。
以前、娘にHSPの診断をさせてみたら、ほぼ当てはまっていた。
かと言って、特に今までと接し方を変えたわけでも、変えるつもりもない。